本日、Eigoxというオンライン英会話のレッスンがあって、その中で私が白井喬二の「富士に立つ影」のストーリーについて説明したのですが、何とその先生にフランク・ハーバートの「デューン」(「砂の惑星」の名前で映画化されて有名)とストーリーが似ていると言われました。このSFは兄が好きだったので家にありましたが、私は読んでいません。今度トライしてみます。
日別アーカイブ: 2017年11月5日
NHK杯戦囲碁 秋山次郎9段 対 黄翊祖8段
本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が秋山次郎9段、白番が黄翊祖8段の対戦です。双方中々の実力者同士の対戦です。布石は最近の碁としては珍しく、双方がカカリを打たず自陣を締まって、黒が右半分、白が左半分に模様を張るという展開になりました。白は右上隅の黒のシマリに最近流行りの肩付きを打ちましたが、黒は普通に受けず中央からかぶせました。白はそれに受けずに右辺の黒にボウシし、見たことがない形になりました。結局白は右上隅に潜って黒3子を取って活きましたが、黒からは右辺からか上辺からか利かしがありましたが黒はどちらも行使せず右下隅を打ちました。白はすかさず右上隅に1手かけて黒からの利きを回避しました。黒はそれに対して下辺を拡げました。白はそこで右下隅の黒のシマリに付けていきました。黒も最強に応じましたが結局ここは白から打てば劫になるというまま放置されました。黒はその後左辺に打ち込みます。それに白は受けずに上辺を打ちました。黒は左下隅に付けていきました。結果黒が左下隅を地にしましたが、白は厚くなり、最初に左辺に打ち込んだ黒が取り残されました。ここから囲い合いでは白がいいと見て、黒は左辺の石を担ぎ出しました。黒は中央の白の薄身をついて結局白数子を取り込んで左辺の黒の半分程を生還させました。これは黒の大きな戦果でしたが、白も上辺を打ち、かつ左辺を確定地にしており互角でした。ここで白が右上隅の黒に寄り付いて劫にしたのが上手く、白はここで右下隅の白が活きる手を劫材に使いました。この劫材は何手もあって黒は相手に出来ず、黒は劫を解消し、白が右下隅で活きました。この分かれではっきり白が優勢になったようです。その後黒は左上隅にからめながら上辺に手を付け、結局かなり大きく活きることが出来ましたが、その過程で白も中央の黒2子を抜いて厚くなり、差はあまり縮まりませんでした。結局白の6目半勝ちで黒はコミを出すことが出来ませんでした。