NHK杯戦囲碁 村川大介9段 対 洪爽義4段


本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が村川大介9段、白番が洪爽義4段の対戦です。最初の攻防のポイントは右下隅で白の低いカカリに黒が挟み、白がケイマにかけて黒が這ってという展開になりました。その後黒が白の再度のカケに出切っていって、激しくなりました。しかし結局黒は白に右下隅に沿う手を打たせたことに満足して切った2子は捨てて右辺の模様を築きました。その後黒が左下隅にカカり、白が挟んで、黒が中央下部の白に一本利かしを打ってから左下隅でカケました。これを白が出切って行きました。その後黒に疑問手が出て、一転切られた右側は捨て気味に左辺に付けて行きました。しかし結局白が左辺も頑張ったので、黒も右側を活きに行くことになり、黒が一応両方上手くしのいで、形勢はやや黒が良いかという感じでした。その後白は左辺から中央の黒を攻めましたが、黒も左上隅の三々に入り地を取りながらしのぎました。後は右辺の黒模様がどの位まとまるかでしたが、白は深く入らず浅く消しました。その判断は間違っていなかったと思いますが、その後黒がその消しの白の連絡を切りに来た時に上辺の黒の一間ビラキに割り込んだのが疑問手で、黒は白1子をポン抜いて厚くなり、その結果右上隅の二間ジマリがそのまま地になりました。この結果黒がわずかにリードとなり、終わってみれば黒の2目半勝ちでした。

300Bのシングルアンプ初号機のお色直し

300Bのシングルアンプ初号機、お色直し。
(1)銘板が一部変色していて汚いので、全面的に作り直しかつ”SUNVALLEY AUDIO”の文字を削除し、代わりに使用している真空管名を記載。
(2)ボリューム交換の時に表面の木のパネルに一部傷が付いたんで、全体に壁紙を貼りました。このシール式壁紙、何かと活躍します。

ちなみに昔メインのスピーカーとして使っていたクリプトンのKX-3P(出力音圧レベル:87dB)を真空管アンプで鳴らしてみる実験をやってみましたが、KT77プッシュプル、300Bシングルとも音量はそれなりに出るのですが、ピアノの強奏の時などに音が割れてしまいます。最初スピーカーをずっと使ってなかったせいかと疑いましたが、結局アンプの出力が足りていなくて、強い音が急に立ち上がるときに歪んでいるのだと思います。という訳で10cmバックロードホーンに戻しました。

後、ちなみに元々の格好はこんな感じです。元々のキット屋での品名は”JB 300B Ver.3”でキットの価格は真空管込み(300Bはサンバレー製)で税込み99,800円でした。販売店の宣伝文句は「オーディオ用出力管の中でダントツの人気を誇る300B。その魅力は一体どこのあるのでしょう。本機開発にあたり、我々はその原点に立ち返って検討を始めました。第一に一切の曇りなく抜けるようなワイドレンジな音質であること。第二に300Bの最大の特徴である中低域の厚みを十分に体感出来ること。第三に贅沢な三段増幅回路によりソースに対する追従性の高い高感度なアンプであること。「ジュエリーボックス300B」は整流管整流,オーソドックスな完全手配線アンプとしてここに誕生し、高いコストパフォーマンスと美しい意匠で多くのお客さまにご愛用頂いている最もベーシックで永くご愛用頂ける私どもの原点ともいうべきアンプです。」(2011年8月時点、WayBackMachineで過去のHPを参照)

ちなみに灯りを消すとこんな感じになります。これに比べると300B2号機は電源インジケーターに青色LEDを使っていて、それが目立ちすぎて風情がありません。こちらはネオン管なんで色見が同じでなかなかいいです。