「巨人の惑星」の”The Chase”を観ました。脚本が出ました!、ウィリアム・ウェルチ(原子力潜水艦シービュー号できわめてナンセンスな脚本を何度も書いた人)でした。ウェルチにしてはそれなりにまともなストーリーでした。いつも地球人達を追い回している捜査官のコービックが、ベティとヴァレリーを捕まえます。この2人を人質にしてキャプテンと交渉しようとします。そこでコービックが提示したのが、偽札製造グループの検挙に協力してくれたら、人質を解放するだけではなく、今後もう追い回すことをしない、というものでした。普段は巨人のことは信じないキャプテンが結局その話しに乗ってしまいます。(この辺りの非論理性がウェルチ脚本の特徴ですが。)犯人グループを突き止める方法は、偽札の製造に特殊な光るインク(紫外線を当てるとぼーっと光るアレ)が下水に流された跡をたどることによってであり、そのために下水管に直接入れる地球人達の協力が必要なのだとコービックは言います。表面的にはコービックと地球人達は協力しますが、どちらも裏では相手を信用しておらず、地球人達は自力で人質を救おうとします。それがコービックにばれた時にコービックも約束を果たすつもりはなかったと言います。それで犯人のアジトを突き止めたキャプテン達は逆にその犯人団=独裁政府を倒そうとしている決して悪人ではない人達と手を組む提案をします。そしてコービックの事務所に戻ってその犯人団にとって都合の悪い資料を盗むことに協力します。犯人団が爆弾を仕掛けて混乱に導き、犯人団の2人が地球人達を外に連れ出してくれた、という話です。今一つすっきりしないストーリーでした。これで第1シーズンは終わりで、半分観たことになります。
「巨人の惑星」の”The Chase”
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