ウルトラマンAの「空飛ぶクラゲ」

ウルトラマンAの「空飛ぶクラゲ」を観ました。なかなか変わったエピソードで、水瓶座第3星から地球を植民星にしようと宇宙人がやって来て、その先遣でアクエリアスと呼ばれたのが巫女のような格好で村人を騙して神の使いだと称し、クラゲの超獣にやられて不時着したTACの隊員3人を縛り上げさせます。3人は山中隊員に救助され、再度出て来たクラゲの超獣はTACにやられてあっさり引っ込みます。そしてエースと戦ったのはこのアクエリアスという少女で、変身前の可愛さと変身後のグロさのコントラストが大きいです。エースは何故かその少女の変身を倒した後、お墓を作って拝んでいます。何のこっちゃ。しかし日本人が考える宗教というのはこのエピソードに出てくるように、神道+古代ユダヤ教の合体みたいのが多いように思います。日猶同祖論?

トワイライト・ゾーンの”The Long Morrow”

トワイライト・ゾーンの”The Long Morrow”を観ました。宇宙飛行士のスタンスフィールドは、121光年離れた惑星へ光速の3倍の速さの宇宙船で行って、人類の移住可能性を調査するミッションを命じられます。往復で40年かかりますが、その間は人工冬眠技術で実際には数週間しか年を取らないといことになります。出発の直前にスタンスフィールドはサンドラという女性に会い、短期間にお互いが恋に陥ります。しかし問題はスタンスフィールドが帰って来た時は彼は31のままですが、その時サンドラは70の老婆になっています。スタンスフィールドは彼女への愛から飛行中に人工冬眠をストップします。しかし逆にサンドラはスタンスフィールドが帰って来た時にそのままの自分でいるため人工冬眠に入ります。スタンスフィールドは無事に帰って来ましたが、彼が達成したことは彼の出発後の科学の進歩で無意味になっていました。70歳になっていたスタンスフィールドは若いままのサンドラと再会しますが、彼はサンドラに新しい人生を送るように言います…
というディッケンズの「賢者の贈りもの」的なすれ違いストーリーでちょっと切ないですね。しかし光速の3倍でもし飛行出来たとしたら、帰って来たら浦島効果で地球はもっと何百年も経っているんじゃないかと突っ込みたくなります。

NHK杯戦囲碁 藤沢里奈女流本因坊 対 広瀬優一7段(2024年9月8日放送分)


本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が藤沢里奈女流本因坊、白番が広瀬優一7段の対戦でした。この二人はどちらもヨセ勝負が得意ということで、序盤と中盤は黒が実利、白が厚みの展開で、途中いくつか大きな戦いに行く可能性のある分岐点がありましたが、どちらも戦いを仕掛けずに淡々と進み、形勢的にはやや白が優勢で進みました。非勢を意識していた黒は、中央の黒が攻められるのを承知で地を取って開き直り、白がこの黒を取りに行って劫になりました。しかし黒の中央での劫材の立て方に疑問があったようで、下辺からの白も眼が無く攻め合い含みになりましたが、結局白が劫に勝ち黒の眼を取り、黒が代償で左上隅の白を取るという大きな振り替わりになりました。下辺から中央の黒はまだ攻め合いでしたが、この攻め合いは2手ほど白が勝っていて、この中央の黒の取られた跡が60目以上の白地になり、ヨセで頑張っても黒が届かず黒の投了となりました。

ヴェーバーの「ローマ土地制度史-公法・私法における意味について」の日本語訳、ノート一冊分完了

ヴェーバーの「ローマ土地制度史-公法・私法における意味について」の日本語訳、A4 80枚のノートがようやく一冊終りました。実に3年半かかっています。途中かなり中断がありました。なんで直接PCに打ち込まないで手書きしているかというと、まずは漢字の手書きの能力をキープするのが一つ、もう一つは一度手書きしてそれを改めてPCに入力するのがいい校正になっていて、手書きしたのがあまりに直訳調なのを、PCに入れる時によりこなれた日本語にする、ということをやっています。インクがにじんでいるのは、いつも会社に持っていって昼休みにもやっており、先日の大雨の中1時間歩いた時に濡れたんです。しかし一冊終ってもまだ45%程度で、最終的には2冊では終りません。「中世合名・合資会社成立史」は一冊半ぐらいでしたが、それの1.7倍くらいあります。翻訳完了予定は2025年12月末です。

グリュミオーのヴィヴァルディ「四季」

グリュミオーのヴィヴァルディ「四季」の輸入盤LP(右)を入手。これは学生時代の1980年頃に別冊FM Fanの長岡鉄男の「外盤ジャーナル」で録音優秀として紹介されたのを、石丸電気の輸入盤LP売り場で入手。結構好きなLPだったのですが、お金が無いときに残念ながら売ってしまいました。その後CDの時代になって、しかしこの演奏はCDにはなかなかなりませんでした。というのも四季なんてのは次から次に新譜が出るからです。ようやくCDになったのは1998年でタワーレコードの企画ものだったかと思います。それで入手して悪くは無いんですが、音の鮮烈さではLPの方が優ったように思いました。それでまたアナログLPを集め出した時にヤフオクで国内盤LPを入手。これも悪くはないけど、少し違うという感じがして、結局今回またヤフオクで高かったけど輸入盤LPを入手。改めて聴いてみると、まあそれほど国内盤と録音で差は無く、ちょっと記憶の中で美化されていた感じでした。しかし演奏自体はとても好きで、グリュミオーというと普通は柔らかい音という感じですが、この演奏は尖った鋭角的な音を出しており、全体を通じて緊張感を維持したとても良い演奏と思います。

コンセント(電源プラグ)の向きと音質

オーディオ機器で、コンセントのつなぐ向きを変えると音が変わる(正しい方に変えると良くなる)という話があります。一部のカルトマニアだけが言っている訳ではなく、添付の画像はテクニクスのSL-1200シリーズのレコードプレーヤーの取説の一部です。
この話は、純粋なオカルトではなく、家庭用AC100Vのコンセントに極性があって(片方はアースされている)、電源プラグの方向を逆にすることで、機器のグラウンド電位が微妙に変化することは事実で、それはテスターがあれば自分でも確かめられます。問題はグラウンド電位が非常に微妙なレベルで変化することを人の耳が聞き分けられるかで、私はほとんどの人は聞き分けられないと思います。私自身、若い頃はテスターで測定して極性を合わせようとしたことがありますが、そうやっても音質の有意差はほとんど感じられなかったので、ある時からこだわるのは止めました。また極性による電位差はオーディオ機器のある場所が1Fならまだ出やすいですが、2F、3Fと大地からの距離が大きくなるにつれ、電位差は小さくなり、音質差もそれにつれて無くなります。結論としては、コンセントの向きはどうでもいいと私は考えます。

間違ったDIPスイッチの使い方

Web見てたら、ifiのフォノイコライザーでこういうの見つけました。何とDIPスイッチでAC回路かつアナログ回路を制御しています。完全に間違ったDIPスイッチの使い方です。DIPスイッチは要は1か0かの判定に使うためのスイッチで、安定した接触抵抗は期待出来ませんし、また耐久回数も一般のスイッチより低めです。おそらく昔のマッキントッシュのC5というプリアンプが10個のスライドスイッチで2の10乗のイコライザーカーブを設定するようにしていたののある意味真似でしょうが、DIPではなく普通のスライドスイッチを複数使うか、あるいはロータリースイッチにすべきです。

ウルトラマンAの「ベロクロンの逆襲」

ウルトラマンAの「ベロクロンの逆襲」を観ました。ヤプール人が全滅して登場しなくなって久しいですが、唐突にまたヤプール人の生き残り?の女性が登場し、第1話に登場したベロクロン(実際は本当のベロクロンではなく偽物と評されていました)を使って、北斗星児とウルトラマンAに復讐しようとします。北斗はその女ヤプール人が化けた歯医者に幻覚装置を歯に付けられて、ベロクロンの幻覚を見て銃を乱射し、機動隊に制止されます。
それから今回の新機軸は画面9分割で、これは何か新しい装置を入れたのかと思います。そしてまたエースが四股を踏みますが、これ前に倉敷を舞台にした時のエピソードと同じで、もしかすると同じ監督かと思います。

1Fレコード再生環境のグレードアップ

1F(居間)のレコード再生環境をグレードアップし、2FのシステムとでフォノイコライザーとMC昇圧トランスを入れ替えました。
フォノイコライザーはPhasemationのEA-300、昇圧トランスはオーディオテクニカのAT3000Tです。2Fの方がメインシステムなのですが、最近2Fでレコードを聴くことはあまりないので、1Fの方をアナログ再生のメイン環境にしました。
音は、フォノイコライザーが半導体式のせいか、若干CD寄りの音になりました。トランスの音はAT2000Tも悪くないと思いますが、より深みが出たように思います。

NHK杯戦囲碁 芝野虎丸名人 対 小池芳弘7段(2024年9月1日放送分)


本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が芝野虎丸名人、白番が小池芳弘7段の対戦でした。対局前の挨拶で、芝野名人が「今日は初手を石音高く打って相手を驚かせたい」と言っていましたが、その初手はいつもよりは確かに音がしましたが、それでも「ぽそっ」という感じで、後はいつものように「そっと置く」スタイルに戻りました。それはともかく、黒は2連星から右下隅で一間にしまったのが珍しいです。白が右上隅の三々に入った時、黒がケイマにかけたのに白が付けて、やや大型定石気味の展開になりましたが、黒が上方の3子を捨てて厚みを築くということになりました。結局黒の石を切っている白が逃げ出し、その白と上辺の黒の戦いになりました。どちらかというと白が黒を攻めていたかと思いきや、黒が天元の一路上に割り込んでから白を切って行き(写真の場面)、どちらかの白を取ろうとする攻めが非常に鋭く、AIも解説の三村智保9段も予想していなかった、まさに芝野名人らしさの出た妙手でした。結局白は攻め合いではありますが、右上隅からの白が取られてしまい、ここで黒のリードとなりました。とってもまだ大きな差ではなかったですが、黒は着実に左辺の白模様を侵略し、結局白の投了となりました。白も中央の黒の逆襲が読めていなかったことで、戦意喪失したみたいです。