スタートレック・TNGの”The Loss”

スタートレック・TNGの”The Loss”を観ました。エンタープライズ号は突然何かの物体?に引っ張られてそれを振り切ることも出来ないという状態になります。それは結局2次元世界に住む生物でした。しかもその生物は「宇宙の紐」と呼ばれるミニブラックホールにエンタープライズ号を引っ張っていっていました。その生物と遭遇した時からカウンセラーのトロイは激しい頭痛を経験し、その後人の感情を読み取る能力を失ってしまい、ピカードに辞職を申し入れます。しかし結局ピカードは例え感情が読み取る能力が無くなっても、依然としてトロイが必要だと説得し、トロイはその生物の思考を読み取ろうとします。おそらくはトロイの症状はその2次元生物の思考にシンクロして2次元的な読み取りしか出来なくなった結果というのが暗示され、トロイはそれを逆用して、その生物が蛾が光に向かって飛ぶように宇宙の紐に吸い寄せられているのではという仮説を出し、エンタープライズ号にその紐と同じ周波数の音を出してその生物の方向を逸らすことを提案し、結局それに成功してエンタープライズ号は助かります。それと同時にトロイの能力も戻ります。今回は日頃ある意味お高く止まった系のトロイが感情的になってヒステリックにわめくのが見所でした。

ウルトラマンレオの「美しい男の意地」

ウルトラマンレオの「美しい男の意地」を観ました。またも怪獣にやられる→ゲンがダンに叱責される→特訓する→勝つ、のワンパターン話でした。何故か怪獣がある花を武器にするというのが目新しく、その花をゲンが可愛がっている女の子が両親の写真に供えるのを止められなかったということで、ダンがまたゲンを叱ります。そしてその花は怪獣と合体してブーメラン式の飛び道具になりレオは敗れます。そしてお約束でダンがゲンに対し複数のブーメランを投げつける特訓(と言う名の体罰、いじめ)を行って、結局レオが勝つ、というものです。うーん、一体どこまでこのパターンで引っ張る気なんでしょうか。

スペース:1999の”Missing Link”

スペース1999の”Missing Link”を観ました。コーニック司令官ら4人を乗せたイーグルワンが突然制御出来なくなり、そのまま月面にハードランディングします。2人は意識を回復しましたが、サンドラが重症、コーニック司令官は生命反応が無くなっていました。しかしコーニック司令官は意識の中でムーンベースαに戻りますが、そこは無人で、しかしゼンナイトというエイリアンに出会います。結局イーグルの事故はそのエイリアンによって仕掛けられたもので、目的はそのエイリアンが地球人を研究するためで、それをたくらんだのは人類学者でした。コーニック司令官はそのゼンナイトの星に連れて行かれ、そこで死ぬまで過ごすことになると聞いて反発しますが、次第にその学者の娘を愛するようになります。その状況に驚いた学者は、今度はサンドラを連れて来てコーニック司令官に本来の使命であるムーンベースαの仕事を思い出させるようにして、結局コーニックは無事ムーンベースαに帰り、サンドラも助かります。何と言うかイギリスの人の文化人類学者への批判的な視線が感じさせられる話でした。そしてサンドラが絡むのも彼女がイギリス人とビルマ人のハーフという設定だからかなと思います。しかしどうでもいいけど、1970年代になってもまだ顔の銀塗り・金塗りかよ、とこの点はあきれました。アーウィン・アレンのドラマと同レベルです。

ウルトラマンレオの「男だ!燃えろ!」

ウルトラマンレオの「男だ!燃えろ!」を観ました。今回もまた前半でレオが星人を倒し損ね、特訓して星人を倒すという話ですが、その特訓がゲンが自分で考案したのは先が尖った丸太2本を揺らしてそれに立ち向かうという、それ自体が既に十分危険なものですが、モロボシダンは「こんなもんじゃダメだ!」と例によってパワハラ丸出しで、何とジープ型の小型車でゲンをひき殺そうする、という特訓ではなくて既に殺人未遂の領域に入っているひどいもので、いくらなんでもこんなの子供向けでいいのかと思います。実際一つ間違えば大事故につながりかねない(スタントマンを使っていません)撮影であり、さすがに問題になったのかこれを監督した人はこの後干されたみたいです。

スタートレック・TNGの”Final Mission”

スタートレック・TNGの”Final Mission”を観ました。クラッシャーがついにアカデミーへの入学を許可され、ピカード艦長は最後のミッションということで、クラッシャーをある鉱山星での争いの調停に連れて行きます。ところがその移動のため鉱山から派遣されてきたシャトルがひどい代物で、しかもその自称艦長がアル中です。途中でそのシャトルはお約束で故障し、3人はやむを得ず目的の星の衛星の一つにハードランディングします。そして判明したのはそのシャトルには非常用の水も食料も積んでいないということでした。その衛星の温度は55℃で、ピカードはともかく直射日光を遮る日陰を求めて近くの山を目指します。そこには洞窟があり、中に泉がありましたが、自称艦長がそれに突撃するとバリアが張り巡らされます。そして自称艦長がそれをフェイザーで破壊しようとすると、何らかの防衛システムが作動し、クラッシャーを助けようとしたピカードが落ちて来た岩に当たって重傷を負います。結局自称艦長がまた勝手をやってやはり防衛機構で何かの繊維でグルグル巻きにされ死にます。クラッシャーは瀕死のピカードの意識を保とうと色々話しかけ、自分は今までピカードが誇りに思ってくれることを一番の喜びとして生きてきたと告白します。やがてクラッシャーは何とか防衛機構をかいくぐる方法を発見し、水を手に入れピカードに飲ませます。そしてある惑星の近くの放射線を撒き散らす廃棄物用宇宙船の処理に手間取っていたエンタープライズ号が何とか駆けつけ2人を救出するという話です。ピカードとクラッシャーの心の交流がちょっと感動的でした。

NHK杯戦囲碁 平田智也8段 対 許家元9段(2025年8月17日放送分)


本日のNHK杯戦囲碁は、黒番が平田智也8段、白番が許家元9段の対戦です。冒頭のインタビューで平田8段が「殴り合いをする」と言っていましたが、最後にその通りの碁となりました。序盤は黒が実利を稼ぎ、その代償で上辺から中央に延びる黒の大石がかなり攻め立てられましたが、白が途中で取りに行くのを諦めて下辺を大きく囲う方向へ方針を変換しました。それに対し黒が下辺真ん中の白の下に付けて行ったのが勝負手で、一時は下辺の黒の右側が右下隅に渡って一部生還で収束かと思いきや、平田8段の冒頭の言葉通りここからの黒の打ち回しが目一杯のもので、半分取られ掛けているような石を更に動いていって包囲している白をダメヅマリに追い込み、更に上辺から中央へ延びている白の大石の生死と絡めてシノギを図り、最後劫に持ち込んで白の劫材が無いため、白の大石が死んで黒の下辺が全部活きるということになり、黒の中押し勝ちとなりました。これまでの平田8段はどちらかというと終盤力に優れているというイメージでしたが、まともな殴り合いの力もかなりのものであることを証明しました。

ウルトラマンレオの「泣くな!おまえは男の子」

ウルトラマンレオの「泣くな!おまえは男の子」を観ました。ゲンの勤めるスポーツクラブが、相模原ピクニックランドに遊びに行って、ということで始まりますが、50年前の相模湖の様子が確認出来ました。ちなみにこの相模湖周辺特撮ドラマで良く使われていて,例えばウルトラセブンがガッツ星人に倒されて十字架に磔にされていた場所も相模湖周辺です。お話は今回も怪獣を倒すためにゲンが特訓して、ということで、決め技は真剣白刃取りで、まあこのレオは本当に武闘派路線ですね。ついでにモロボシダンのパワハラと。

また包丁研ぎ


お盆休みを使ってまた包丁研ぎ。下の包丁はずっと研ぎの練習+果物剥きに使っているHenkel Fit 150。上が同じHenkel Fitの180の新品。三徳包丁をここまで研いだ人はなかなかいないと思います。先端部がつぶれているのは最初の頃の研ぎ方が上手くなくてこうなってしまったもの。今はやり方を改良しているのでこうはなりません。それで新品と比べて分かったんだけど、欧州の包丁って直線ではなく円状の刃なんですね。砥石で研いでこの曲線を維持するのは非常に大変です。これはロッキング切りと言って欧州ではロッキングチェアーを揺するような感じでものを切るから、こういう形状になっているみたいですね。日本的な感覚からいくとそれは切っているんじゃなくて押しつぶしているような感じで、キャベツの千切りとかを手っ取り早く作るにはいいかもしれませんが、私はやりませんね。