宇宙家族ロビンソンの”The Flaming Planet”

宇宙家族ロビンソンの”The Flaming Planet”を観ました。最後から3番目の話ですが、比較的まともでした。例によってドクター・スミスが勝手にオレンジだという植物をジュピター2号の中で育てています。ジュピター2号がある放射線帯を通過した時に、その植物は人間と同じ大きさになり動き回り始めます。ドクター・スミスはそれをハッチから捨てましたが、その植物が巨大化してジュピター2号の排気ハッチを塞いだため、ジュピター2号が危機に陥ります。ロビンソン博士は、最寄りの惑星の大気圏に突入して摩擦熱でその植物を焼き殺そうとします。しかし、その惑星から警告のメッセージが発せられ、2発のミサイルが飛んで来ます。ミサイルは何とかかわしたものの、レーザー光線に撃たれてジュピター2号は動けなくなります。ドンがドクター・スミスを無理矢理に連れて、脱出ポッドでその惑星に降り立ちます。そこには以前栄えた好戦的な戦士のエイリアンのただ一人の生き残りがおり、ジュピター2号を攻撃したのもそのエイリアンでした。エイリアンはジュピター2号を解放する代わりに誰かが残って、そのエリアンの死後惑星を守るという条件を出し、ドンがそれに従います。その後自動操縦でジュピター2号に戻ったポッドにのって、ロビンソン博士、ロボット、ウィルが惑星に向かいます。3人はドクター・スミスの案内でエリアンの住む洞窟に向かいます。ドンはエイリアンのテストに不合格で、エイリアンの本当の狙いは、彼の死後誰かがこの惑星を守ることではなく、この惑星にあるもう一箇所の基地を使ってお互いに最後の戦いをすることでした。ドンは良心があってその役割には不適で、ロビンソン博士もでした。ドンはそれなら、とドクター・スミスを推薦しますが、スミスはロボットから良心を司るテープを抜けばOKだと言い張って、結局ロボットが従います。ロビンソン博士一行がジュピター2号に戻ろうとしたときに、焼き払った筈の植物がまだ生きていて姿を見せました。ロビンソン博士はこの植物が単為生殖であることを見抜き、エイリアンにこの植物がエイリアンの星を侵略しようとしていると言って、エイリアンと戦わせようとします。植物はエイリアンのレーザーによる攻撃にも2つに分裂して平気でした。そうなるとエイリアンはもうその戦いに夢中になり、その間に一行は無事にジュピター2号に戻りました。という話で、エイリアン役の俳優(Abraham Sofaer)が中々渋いいい味を出していました。

N95マスク第2弾

N95マスクの第2弾。今回のは内部に外周全体にパッキンが入っています。しかし本体は不織布だけで前回のもののようにマスク全体の強度を上げるような仕組みは入っていません。ただ、メーカーによると不織布は6層だとか。また、熱気と湿気を逃がすための弁がついています。パッキンは入っていますが、全体がフレキシブルすぎてきちんと密閉性を保つのがなかなか難しく、何度か固定用ゴムの位置を変えたりして、ようやく何とかという感じでした。ちなみに医療用ではないと書いてありますが、販売ページにはウィルスもOKとあって、今一つ信用出来ない感じです。価格は税込み送料別で1枚440円です。夏場これをずっと付けているのは結構大変そうです。

福島-古関裕而聖地巡礼

7月24日から、古関裕而の聖地巡礼?で福島に行って来ました。泊まったのは飯坂温泉でしたが、これは単に福島市から一番近い温泉地ということで選んだだけですが、後で知りましたが、大平洋戦争末期に古関裕而が家族を疎開させた所でした。

一番の目的は古関裕而記念館でした。古関裕而の自筆楽譜、東京の家での書斎の復元、NHKで使っていたハモンドオルガンなどが目玉でしたが、残念ながら写真撮影禁止でした。ここで入手した目録によって「鳴門しぐれ」が確かに作曲されていたことが確認出来ました。昭和13年の4月で、名曲である「愛国の花」の前に作曲されたものでした。「船頭可愛や」が昭和10年ですから、直後に作られたものではなく、3年近く経っています。この間、古関裕而も色々と試行錯誤していて、「船頭可愛や」のパターンをもう一度試してみようと思ったのかもしれません。あるいは伊藤久男の歌による「鳴門くもれば」が昭和12年の8月ですので、やはりこの頃作詞家と共に鳴門に旅行したのかもしれません。

ハモンドオルガンを弾く古関裕而像は、JR福島駅の東口にあるものです。30分に1回古関メロディーが流れます。

しかし、福島市も「エール」の効果での沢山の観光客を期待していたのだと思いますが、新型コロナのおかげでどこも人は少なめでした。

ヴェーバーの「中世合名会社史」の日本語訳の第37回目を公開

ヴェーバーの「中世合名会社史」の日本語訳の第37回目を公開しました。
この箇所は中世フランス語が出てきたり、また中世イタリア語の所で、eccecuzioneという単語が色々調べて見てもヒットせず、ググるのを繰り返してようやく現代のイタリア語ではesecuzione(執行する)という単語だということを突き止めることが出来ました。今になって冷静に振り返ってみれば英語のexecutionとほとんど同じですね。
これで全体の約8割が完了しました。後10回くらいで終わると思います。

N95マスクをテスト

N95マスクというのは、「N」は耐油性がないという意味です。医療用には耐油性は必要ないということで、医療用にはNの方が使われます。95とは0.3μm以上の塩化ナトリウム(NaCl)結晶の捕集率が95%以上という意味です。基本的には防塵マスクですが、医療現場では普通のサージカルマスクよりウィルスに対する防護性を上げるためにこのN95マスクが良く使われます。捕集率が99%というN99というマスクもありますが、そこまでやると息がかなりしにくく、肉体で作業する医療関係には向かないということでN95の方が使われます。故にこれを付けたから100%感染しないということではありません。ちなみにAmazonでは現時点ではN95マスクは医療関係者でないと買えません。しかし、楽天市場でいくつか売っている店があったので、研究のため取り寄せてみました。あくまでも研究用で沢山買うつもりはありません。それでまず最初のタイプが届きました。早速付けてみましたが、密着性はそれなりで、息漏れが多少あります。普通の不織布のフィルターの上をメッシュ状の樹脂がカバーしていて、これが形状を保持しています。内側はゴムパッキンがあるのは鼻部だけです。固定の紐は上下が一体になっていて、まず上部の方を耳の上で固定し、その後下の紐を引っ張って止めます。このテンションはかなりあって、私が最初に作ったN95風アダプターで幅広のゴム紐を使ったものがありますが、それと同じようなテンションです。つまりは長時間付けていると耳が痛くなりそうです。息苦しさは多少ありますが、密着性がそれほどでもないせいか、こちらは長時間付けていても何とかいけそうな感じです。なお、価格は送料抜きで税込み1枚370円です。マニュアルは白黒のコピーで写真がつぶれていました。おそらく元は病院用に100枚で1箱とかを、業者が小分けして売っているんだと思います。このマスクはコロナウイルス対策というより、何か粉塵が飛び交う作業の時とかに良さそうです。

NHK杯戦囲碁 古谷裕8段 対 沼舘沙輝哉6段


本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が古谷裕8段、白番が沼舘沙輝哉6段の対戦です。古谷8段は5年ぶり、沼田6段は初出場です。この碁の焦点は左辺と左下隅の攻防で、白が攻防の最中に手を抜いて上辺のいい所に打ったので、黒からは壁石の白を厳しく攻めたい所でした。その通り黒が厳しく打ったのですが、白が柔らかく打って、2子を抜かせて打ちました。さらにシノギで左辺で2線に付けた時、黒は左上隅の白に付けかえしました。この攻防で黒に疑問手があり、多少左上隅の地をかすり取ったものの左辺の白と左上隅がつながって厚くなりここで白がリードしました。その後は非勢の黒が右辺の攻防や左下隅の置きなどの勝負手を連発しましたが白がすべて的確に受け、地合は盤面でいい勝負で黒はコミが出せず投了となりました。

英語の語彙力の強化

今私の英語学習での重点強化事項は、
(1)スピーキング→これはほぼ毎日DMMの25分のレッスンで練習しています。
(2)発音→これはハミングバードの32回のレッスンでかなり改善されましたが、さらに”Mastering the American Accent with Downloadable Audio”というのをやっています。
(3)語彙→現在1万語ぐらいの語彙力を1.5万語ぐらいまでにしたいと思っています。写真の左の本を毎日10分ずつ読んで一応終了、次は右のをやります。でも1回読んだくらいでは駄目で、最低でもそれぞれ3回くらいやる必要がありそうです。(しかもTimeとか読んでいると、これらの本にも載っていない語彙がしょっちゅう出てきます。)

気がつけば定年まで後1年を切りましたが、ともかく目標としては英語圏に留学も駐在もせずにどこまでネイティブのレベルに迫れるかです。

「走れコウタロー」の元ネタ

1970年に流行った歌で「走れコウタロー」というのがあります。(ソルティー・シュガー)先日、ちょっとしたきっかけでスパイク・ジョーンズという1940~50年代にアメリカで活躍したコメディミュージシャンの「ウィリアムテル序曲」をYouTubeで見ましたが、これが何というか「走れコウタロー」に色々似ています。(言うまでもなくスパイク・ジョーンズの方がはるかに先です。)

(1)「走れコウタロー」のメロディーがほとんど「ウィリアムテル序曲」のまま。
(2)途中で競馬の中継に変る「ウィリアムテル序曲」ですが、その実況中継のセリフが「走れコウタロー」のそれとよく似ています。(まあどちらも競馬の実況中継のパロディーですから、その意味で似ているとも言えますが。)
(3)スパイク・ジョーンズは日本でも知られていて、その証拠にフランキー堺が後にクレージーキャッツとなるメンバーと、一種のトリビュート・アルバムを出しています。また、クレージー・キャッツの一連のコメディー曲はスパイク・ジョーンズの影響を強く受けているそうです。

山本コウタローは1948年生まれだそうで、だとしたら子供の頃スパイク・ジョーンズを聴いている可能性は十分あると思います。(関東地区では現在のAFNである米軍の放送が戦後ずっと流れていて、多くの人がこれで生のアメリカのヒット曲を聴いていました。)意図的にパクったのか無意識の内に影響が出たのかは知りませんが、両方を一緒に聴けば、その影響は明らかだと思います。しかし、不思議なことにインターネット上を探してもこのことを指摘している人は誰もいません。

走れコウタロー(ソルティー・シュガー)
https://www.youtube.com/watch?v=UIPG8h_0I2g

YouTube動画のウィリアムテル序曲(スパイク・ジョーンズ)
https://www.youtube.com/watch?v=qS9t-dlsk7A

歌詞
https://genius.com/Spike-jones-william-tell-overture-lyrics

久石譲指揮、フューチャー・オーケストラ・クラシックスのブラームスの交響曲第1番

久石譲指揮、フューチャー・オーケストラ・クラシックスのブラームスの交響曲第1番を聴きました。この指揮者が好きだから買ったのではなく、ブラ1に関しては220種類くらい聴いて来たので、一応チェックしておこう、ぐらいの気持ちです。この人の演奏の傾向はベートーヴェン交響曲全集で既に分っていますが、その予想通りの演奏でした。しかし冒頭のセカセカしたスピードはその220種類の中でも一番でしょうね。ブラームスが10数年かけてようやく完成させた最初の交響曲で、彼らしくきわめて無骨に不器用に始まる出だしを、このような速度でやらないで欲しいと思うのは私だけでしょうか。まあ緊張感があって引き締まった演奏で、悪くはないですが、ベートーヴェンの時もそうでしたが、二度聴きたいとは思わない演奏なのですね。大体クラシックスのCDを買う人はほとんどがリピーターで、初心者って少ないと思います。そういう人は大体ブラ1なんて聞き飽きる程聴いている訳で(私の場合は極端ですが)、そういう人にアピールするには何か斬新さが無いといけないという理屈は分りますが、それは本質的な良さとはまた別の話です。

ヴェーバーの「中世合名会社史」の日本語訳の第36回目を公開

ヴェーバーの「中世合名会社史」の日本語訳の第36回目を公開しました。ここの所割といいペースで進んでいましたが、ここは中世ラテン語(Vulgar Latin)の法規が3つも4つも出てきて大変でした。「蹄鉄工」とか「養蚕」とか古典ラテン語の時代にはないものばかりで、当然古典ラテン語の辞書を引いても出てきません。また注の中で当時のゲルマニステンの代表であるギールケを批判しているのですが、それも元のギールケの説が分らないので意味を取るのに苦労しました。まあこの辺りが胸突き八丁です。