トワイライト・ゾーンの”Judgment Night”を観ました。リバプール発ニューヨーク行きのS.S. Queen号と来て、タイタニックの亜流の話かと思ったら違いました。時は1942年の第2次世界大戦中です。その船に中年の男が乗っています。その男は自分の名前がカール・ランサーでドイツのフランクフルト生まれということだけは記憶していますが、何故自分がこの船に乗っているかが分かっていません。しかし何故か彼はこの船が深夜の1:15にドイツのUボートに攻撃されると予言します。彼がパスポートの提示を求められて自分の荷物を探ると、帽子が出てきて、その裏には「ドイツ海軍、Uボート艦長、カール・ランサー」という名前がありました。彼の予言通りに1:15にUボートが船の前に浮上し、何の警告も無く砲撃を始め、あっというまに船は沈んでしまいます。ランサーはその前に海に飛び込みます。そこで彼の記憶は飛び、Uボートの中に艦長として座っています。彼の部下がランサーが予告もせずに船を沈めて多くの人を殺したことを非難し、きっと罰を受けるだろうと言います。その罰が、ランサーが沈没前の船に送り込まれて死の恐怖を味わうのを永遠に繰り返さなければならない、というさまよえるオランダ人的な話でした。まあ現実的にドイツのUボートがアメリカ近くまで出張っていたことは無いと思いますが、1950年代の終わりではまだ戦争の記憶というのは強く残っていた頃だと思います。
トワイライト・ゾーンの”Judgment Night”
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