トワイライト・ゾーンの”Mr. Dingle, the Strong”

トワイライト・ゾーンの”Mr. Dingle, the Strong”を観ました。ディングルは電気掃除機のセールスマンで、あるバーの常連でした。そこでは野球やボクシングの試合での賭けをやっている胴元の男と、そのギャンブルにいつも賭けてはお金を損している男がいました。損している男は常に試合がインチキだったと主張し、賭けを無効にしようとします。その証人としていつもディングルに「あれはアウトじゃなくファールだったろう?」のような質問をし、ディングルがそれを否定するとディングルを殴ります。そこに地球人には見えないエイリアン(火星人)がやって来て、ディングルを丁度いい実験台として認定し、彼に通常の地球人の300倍の怪力を与えます。ディングルはたちまち現代のヘラクレスとして人気者になり、TVでいつものバーにてその怪力を実演します。またいつも殴られている相手の男を指一本で持ち上げて回転させて下に落します。エイリアンはディングルが怪力を結局見世物にしか使わないのに失望して、彼からその怪力を奪います。TV出演中に力を失ってディングルは、すぐに今までのもインチキだったとされてしまいます。するとそこにエイリアンの別の部隊(水星人)がやって来て、やはりディングルを面白い実験台と見なし、今度はディングルの地球人の平均の500倍の知性を与えます。しかしディングルがやったのは、賭けになっている野球の試合で、バッターがホームランを打つことを物理学的に予知し、見事それを当てます。しかしおそらくこの新しい力もすぐに取上げられるであろう、というナレーションで終ります。
エイリアンの格好がなかなかユーモラスで良かったです。