CherryのMXの黒軸使用のキーボードを購入


オムロンのRomer-Gというスイッチを使用したロジクールのキーボードは会社で使用していますが、何かもう一つという感じで、結局家での使用のため、CherryのMXというキースイッチの黒軸というタイプを使用したキーボード(FILCO製)をポチってしまいました。
最大の違いは、オムロンのが接点が銀なのに対し、Cherryのは金です。スイッチ屋の常識として、このような微小電流回路には信頼性の点から金を使うのであり、オムロンのの銀接点は使えなくなったキーだけ交換すればいい、という発想なのかもしれませんが、ちょっと納得が行きません。(微小電流回路に銀接点を使った場合、通常銀は時間が経つと酸化したり、空気中の硫黄分により硫化したりします。大電流が流れるスイッチであれば、入り切りする時に接点間にアークが飛び、その熱で酸化や硫化した膜を除去します。しかし微小電流回路ではアークがほとんど飛ばないので、こうしたクリーニング効果が期待出来ません。頻繁に使うキーはそれでも自己クリーニングといって接点を入り切りする際に接点がこすれ合うように作ってあるため、酸化膜や硫化膜はそれである程度除去されます。しかしあまり使わないキーは多分1~2年でキーを押しても反応しなくなる可能性大です。)
Cherryはドイツのメーカーで、元々メカニカルキーボード用のスイッチでは有名です。そのMXシリーズについては、フィードバックの感じや操作力を少しずつ変えたものが、有名なものだけで、4種類(レアなのも入れると6種類)あります。有名なのは、黒軸、茶軸、赤軸、青軸です。Amazonで写真のようなそれぞれを1個単位でキーホルダーにしたものが売っていますので、操作感を試すことが出来ます。私は結局黒軸にしました。これは操作力が一番重く、かつフィードバックが押せば押すほどその力に比例して強くなるというもので、CherryのMXの中では一番古くからあるタイプのようです。一番人気があるのは茶軸みたいです。青軸はカチャカチャ音をわざと残したタイプで静かな部屋で操作するとかなりうるさいです。
それで、オムロンとCherryと両方使った感じですが、私的にはCherryの方が好ましく感じます。黒軸を操作するこつは、深く最後まで押し込まないで、スイッチがONになるぎりぎりの深さまで押すということだと思います。それにより高速な入力が可能になります。

タイムトンネルの”The death trap”

タイムトンネルの”The death trap”を観ました。ダグとトニーは今度は1861年のアメリカに飛ばされ、そこでリンカーン大統領を暗殺する一派の騒ぎに巻き込まれます。リンカーン大統領が本当に暗殺されるのは1865年4月ですが、この話は1861年の別の暗殺(未遂)を扱っています。時限爆弾でリンカーンの乗った列車を爆破しようとするのを、ダグとトニーが阻止します。リンカーンは共和党の大統領では史上もっとも高い評価を得ており、また民主党ではケネディではないかと思いますが、その両者共に暗殺により命を落としています。銃社会のアメリカの悲劇はリンカーンの時代も今も続いています。この回、またも暗殺者の一味の身内の少年が時限爆弾を抱えたまま現代に連れてこられ、将軍その他の説得で時限爆弾を無効化したりします。

タイムトンネルの”Secret weapon”

タイムトンネルの”Secret weapon”を観ました。この回は今までの何でもありの過去の事件に介入、というパターンと違って、かなり本格的SFっぽい、今までで一番面白い回でした。トニーとダグが今回飛ばされたのは1956年のソ連(または東欧のどこか)で、何とそこではソ連がアメリカに先駆けて、トニーとダグ達が使っているのとほとんど同じ方式のタイムトンネルを完成させかけていました。しかし、トニー達のタイムトンネルとの違いは、カプセルをトンネルの外側に置いて、そこに人が乗り込んでタイムトラベルをする、というものでしたが、ダグはその方式は以前検討済みでカプセルをタイムトンネルの中に入れないとうまく行かないことを知っています。しかし2人は最初の実験台としてそのカプセルに入れられ、過去に送られようとします。(しかしそれはうまく行かないので2人は死んでしまいます。)その時、ソ連に協力していた科学者が正確な時刻をマイクロ秒まで告げたため、アメリカのタイムトンネルの方でトニーとダグの位置と時間を正確に捉えることが出来2人を転送しようとしますが、今度は2つのタイムトンネルの力のぶつかり合いになり…といった内容です。結局、ソ連のタイムトンネルにはradiation bathと呼ばれる放射線浴が欠けていてうまく動かなかった、という説明になっています。

タイムトンネルの”Reign of terror”

タイムトンネルの”Reign of terror”を観ました。今回は1789年のパリでつまりフランス革命のまっただ中で、マリー・アントワネットがギロチンで処刑される一週間前です。今回面白いのは、マリー・アントワネットを処刑しようとやっきになっているのが、タイムトンネルの責任者である司令官の先祖であるということです。今回司令官は、トニーとダグを現在に戻すための座標の手がかりにするために、自分の持ち物で二人がそれと認識できるものとして、自分の指輪(先祖代々伝わっていたもの)をトニーとダグの元に転送します。ところが、その指輪が何と元々マリー・アントワネットが恋人のフェルゼンに送ったもので、司令官の先祖がそれを利用してマリー・アントワネットを処刑しようとします。司令官は、そこで自分の先祖をタイムトンネルで現在に連れてきて、説得しようとしますが…といった話です。なお、最後の方にオマケのようにまだ有名になる前のナポレオン・ボナパルトが登場します。

ロジクールのメカニカルキーボード(オムロン製キースイッチ使用)


家でも会社でも文字入力数はそれなりに多いので、以前から高級キーボードに興味がありました。業界で有名なのはCherryのスイッチを使ったものですが、一般的に1万数千円から場合によっては2万円を超す値段でちょっと手を出す気がしませんでした。しかし、ロジクール K840 メカニカルキーボードというのが、7,646円で、レビューでも比較的高評価なんで、これを買ってみました。現物が届いたら、箱にスイッチ屋にはおなじみの操作力のグラフが付いていたので、これは多分ちゃんとしたスイッチメーカーがスイッチ部を作っているな、と思って調べてみたら、オムロンの鳥取工場で作っているものでした。
で、ちょっと使ってみたんですが、静音タイプではなく、昔のキーボードほどはカチャカチャしませんが、それなりにうるさいのと、ストローク(トラベル)量が3mmとかなり深く、今までのメンブレンに慣れた感覚だと深すぎて逆に手が疲れる感じもします。

考えて見ると、PCが普及する前は、英語圏ではタイプライターだった訳で、それも最初は手動です。今時手動のタイプライターを触ったことがある人はもうごく少数派でしょうが、あれはかなりの重さです。というかある程度の重さと加速度を付けてキーを叩かないと、ちゃんと字が印字されませんので使い物になりません。タッチタイピングではなくヒットタイピングです。特に力の弱い小指でちゃんと打つのはかなり大変で、人によっては左右それぞれ三本指でタイプを打つ人は昔は結構いたと思います。電動タイプライターがアメリカで普及し出すのは丁度第二次世界大戦の頃からぐらいみたいですが、電動タイプライターは手動のように力一杯叩く必要はないので、キーの重さは軽くなったかというと、私の知る限りではそれなりの重さが維持されていたと思います。それはやはり手動タイプライターで打ち癖が付いている人が違和感なく打てるという配慮だったと思います。何が言いたくてタイプライターの話を延々としているかと言うと、初期のコンピューター用のキーボードも、タイプライターに習って、それなりに重さがあり、かつストロークがあるものが好まれたのではないかと言うことです。つまり、メカニカルキーボードがいい、と言っている人は、ある意味昔のキーボードが懐かしいというだけではないのでしょうか。今はメカニカルよりキーの重さも軽く、ストロークも短めのメンブレンのキーボードどころか、それを通り越して、毎日スマホの液晶に表示されたソフトキーボードを押すのではなく、タッチして文字を入力しており、それに慣れてしまいつつある訳です。

私は大学の時に卒論をドイツ語で書かなければならなかったので、ABCの電動タイプライターを持っていましたし、パソコンに至っては1980年にNECのPC-8001を買っている、というキーボードに関してはかなり先駆者的存在です。なので、タイピングはそれなりに速く、また以前勤めた会社で日本語変換ソフトを開発していた関係で、文字入力の効率にもかなりこだわりがあります。そういう経験から、今のメカニカルキーボードを考えると、これが本当に「打ちやすさ」とか「高速な入力」に貢献しているかというと、ちょっと疑問に思います。本当に「タッチタイピング」で高速に入力するなら、重い操作力や長いストロークはむしろそれに反すると思います。まあメカニカルキーボードでも実際は接点がONになるポイントは一番奥まで押した所ではなくてもっと浅いので、メカニカルキーボードで高速入力しようと思ったら、キーを奥まで押し込まないで途中まで打って次のキーに移ることが必要だと思います。

まあ、メカニカルキーボードをそれなりに使って、それからメンブレンを使うと確かにゴムのぐにゃっとした感触に違和感がありますが、しかしそれは慣れの問題に過ぎないように思います。

タイムトンネルの”Devil’s Island”

タイムトンネルの”Devil’s Island”を観ました。今度は1894年のドレフュス事件で、ドレフュスが流された南米の仏領ギアナ沖のディアブル島(デヴィルズ島)にトニーとダグが流されます。この事件は、反ユダヤ主義の事件として有名なものなので、おそらくはアメリカのマスコミに多いユダヤ系の人が脚本を書いたのではないかと思います。この回ではタイムトンネルのスタッフはまたも間違えてデヴィルス島の囚人の一人を現代に転送してしまいます。(それでいてトニーとダグは何故現在に戻らずに色んな時間に飛ばされるのかまったく説明が無いです。)しかし、結構19世紀と20世紀初めの話が多いのは、アメリカ人に受けやすい歴史というとその辺になるのでしょうか。日本で幕末がやたらとドラマ化されるのと同じかもしれません。

PENTAX K-1 また故障

PENTAX K-1については、5月末にカードスロットの不良を修理(基盤交換)をしたばかりです。それまでSDカードを抜いてPCに挿してデータを読み取っていたのですが、あまり頻繁にSDカードの抜き差しをするとまた壊れるのではないかと考え、USB接続によるデータ読み取りに変えました。しかし、約1ヵ月経った所で、今度は2つのカードスロットがUSBのドライブとしてまったく認識されなくなりました。別のPCでも試してみましたが、同じでした。無償での修理を申し込みましたが、何だかなあ…
また、イメージトランスミッターというソフトでのテザリング接続も動作しておらず、これは修理完了品を受け取ってからそういう状態です。ただテザリングは機能がしょぼくて今は使っていないので、特に再修理には出していませんでした。

追記:修理に出す前にもう一度見てみたら、USBの受け端子が基板から外れていました。まったくPENTAXの欠点は昔からこういうハードウェア関係のもろさです。

NHK杯戦囲碁 依田紀基9段 対 清成哲也9段

本日のNHK杯戦の囲碁は黒番が依田紀基9段、白番が清成哲也9段の対局です。依田9段は特に布石を中心とする碁の明るさ、清成9段はご本人が「亀さん流」と称されているように着実な手を打って相手に付いて行き、最後に抜き去るという碁を得意としています。本日の対局はまさにその二人の特長が良く出たものになりました。布石は左下隅で黒がかかって挟まれたのに手を抜いて、更に付けて封鎖された時に、黒が割り込んでいき、依田9段の得意のパターンになりました。しかし清成9段も研究会でこのパターンを研究していて、左辺で白の3子を頭をぶつけて打ったのがある意味新手でした。しかし白は左辺で切りを打たないで左上隅に転じ、すかさず黒に左辺を開かれ、左下隅は劫残りとはいえ白が取られていて新手の効果は不発気味でした。その後白が右上隅に裾がかりしていって上辺に展開した時に、黒が左上隅に仕掛けて行きました。白は目一杯頑張って左上隅を地とし、左辺の黒1子も制しましたが、その代わり白3子を取られ、ここで黒が優勢になりました。しかしここからの黒の打ち方があっさりしすぎで、厚みを生かして上辺の白を攻めたてれば良かったと思いますが、白の右下隅の大ゲイマ締まりを軽く消しにいって十分という判断でした。白は左下隅の劫を仕掛けましたが、結局劫は黒が勝ち、劫立てで白は黒の右辺の模様を破りました。これで差は縮まりましたが、ヨセ勝負となりました。ヨセも黒のリードで進みましたが、白の左辺に進出した石を切り離しにいったのが余計で結果として白はすべて連絡し、また右辺にも左辺にも進出出来て、ここで白が逆転しました。結局白の半目勝ちで、イソップ寓話のウサギとカメの競争の結果そのままとなりました。依田9段の対局はこれまで何度か見ていますが、負ける時は今日のような楽観しすぎの逆転負けが多いようです。

TOEIC S&Wの公式練習問題集

今度の7月1日にTOEICのSpeaking&Wrtingテストを受けるので、週末はその模擬試験(公式問題集)をやっています。しかし、その模擬試験集の解答例がとても変。例えばこの写真はライティング用の問題で、この写真を見て、写っているものを”wait”と”because”の2つの単語を入れて一文で書きなさい、という問題です。その解答例が”People are waiting at the airport because their connecting flight has been canceled.”になっています。この絵のどこに「接続便がキャンセルされた」などという情報があるのか、謎です。何やら表示板は写っていますが、ぼけぼけで文字は判読できません。このテストはどうもフェイクニュースのライターを養成する試験みたいです。もう一方ではスピーキングの方で、写真の内容を出来るだけ詳しく述べなさいという問題もあり、そちらはおそらく勝手に想像を交えて脚色するのは多分不可です。
また、スピーキングで相手が何か問題があると言っているのを、「その問題について分かったことを伝え」、「その上で質問を一つと提案を二つする」なんていうのもあります。これが結構大変で、「貴方はイタリア料理のケータリングサービスをやっています」という前提で、相手が今週末に何か会社の人同士のパーティーをやるから、そこに料理を届ける、ということで、どういう料理やサービスを提案するか、という問題です。これ、自分が良く知っている業界だったらそんなに難しくありませんが、この「イタリア料理のケータリングサービス」なんてほとんど知識がなく、具体的な提案をするのはかなり大変です。また、社会人経験がない学生さんにとってもかなりの難問になると思います。

タイムトンネルの”Massacre”(大量虐殺)

タイムトンネルの”Massacre”(大量虐殺)を観ました。1876年にカスター将軍がインディアン(ネイティブ・アメリカン)との戦いで殺されるまでを描いたものです。この話もアメリカ人なら誰でも知っている話でしょう。カスター将軍というのはWikipediaで見ると、南北戦争で非常に勇敢な兵士として数々の功績を挙げ、20代にして将軍になった人です。しかし、その後1868年に平和主義者のインディアンであったシャイアン族の集落を襲い、女子供まで皆殺しにするという虐殺を実行します。そしてこの虐殺がその後のアメリカのインディアンに対する基本方針に大きな影響を与えることになります。1876年にリトルビッグホーンでカスター将軍は200人ぐらいで2000人近いインディアンと戦って戦死しますが、そのことによって彼はアメリカの英雄に祭り上げられます。そういう時代が長く続きましたが、ようやく1960年代になって公民権運動の盛り上がりもあってインディアンからの主張も取り上げられるようになり、次第にカスター将軍の残虐さが暴かれ、英雄から悪役へと変わっていくことになります。このタイムトンネルの話は丁度カスター将軍観の転換期であって、インディアンが一方的に悪役として描かれることはなく、タイムトンネルの所長が「どっちが野蛮人なんだ」とつぶやき、スー族の子孫である男が「野蛮人はどちらの側にもいる」と答え、中立的に描かれます。またカスター将軍は自分の栄誉に走ってトニーやダグの忠告を一切聞かない男として描かれています。写真はシッティング・ブルがトニーの力量を確かめようとしてインディアンと戦わせる場面です。なお、この回でもトニーとダグが現在に戻れないのに、スー族の男が間違ってタイムトンネルの管理センターに飛ばされます。そこでその男はスー族の子孫である男からスー族の言葉で説得され、平和の道を探るためにまた元の時代に戻ります。