ブライドルレザーの革砥

アメリカの、Ezra Arthurという皮革商品の会社で、ブライドルレザーの革砥を買いました。一般的に牛革の革砥は2,000~4,000円くらいですが、これは10,000円ぐらいします。(送料別)原料のブライドルレザーは牛革の中の高級な革で、昔から馬具に使われます。牛革にロウを塗り込めて繊維を硬く引き締めています。コードバンと比べると、艶としては控えめですが、全体が非常にしっかりしていて、使用時にあまり強く引っ張らなくとも平面性がかなり保たれる感じです。コードバンでのストロッピングはカミソリがちょっと吸い付くような感じがありますが、ブライドルレザーでのストロッピングも、コードバンのよりもちょっと抵抗が多いような感じですが、同様に吸い付く感じがあります。後は耐久性がどうか、ですがこれは使い込んでみないと分かりません。ブライドルレザーは、コードバンが一層だけなのに比べると、表層の革と内部の革がはっきり別れています。いずれにせよ、はっきり言えるのは、コードバンだけが革砥であるなどという考えは間違いだと言うことです。叶山のコードバンの革砥は素晴らしいですが、それが唯一のものではありません。
なお、リネン製と思われる布砥が付属します。叶山の布砥よりも薄いです。