アウター・リミッツの”The Guests”を観ました。何というか、いわゆるゴシック・ロマン+SFです。ウェイド・ノートンという放浪の若者が、車を運転中に老人が森の中の道路で倒れているのを発見します。その老人を助けるため人手を借りようと森の中に入って行き、そこで古い洋館が丘の上に建っているを発見します。その中には奇妙な老夫婦、女優、若い女性がいました。しかし彼らは助けを求めるウェイドの要求を鼻で笑い、その老人の年齢だけを尋ねます。その家を出て行こうとしたウェイドですが、何故かどこも出口が無くなっており、さらに彼自身は奇妙な力で上の階へと引っ張られます。そこにはブヨブヨした軟体動物のようなエイリアンがいました。この洋館自体がそのエイリアンが作り出した幻影で、その中に人間を閉じ込めている理由は人間というものを完全に理解するためでした。そのエイリアンはウェイドの心の中に他の館の住人にはない何かを発見したため、彼を殺さず館に留めました。ウェイドは洋館の中の若い女性が彼が森の中で拾った懐中時計の中にあった写真と同じであることを発見します。そしてウェイドはその女性テスに一目惚れします。テスはウェイドに実は逃げる道はあるので、手遅れにならない内に出ていくように言います。しかしテスを愛したウェイドは彼女となら一緒に洋館にいても良いと言います。ウェイドを目覚めさせるため、テスは洋館の門から外に出ます。実はテスはもう90歳以上でしたが、洋館の中では時が止まっていたため若い姿だったのですが、外に出たとたん時に追いつかれたちまち老婆となりまた灰になって消えます。エイリアンはそんな二人を見て、「愛」と「自己犠牲」という人間の特性を理解し、ウェイドを解放します。その瞬間洋館は巨大な脳になり、そのまま中の住民と共に消滅します。
しかし、SF+ゴシックロマンというのはスタートレックにも宇宙家族ロビンソンにもそういうエピソードがありましたが、アングロサクソンのオカルト好きの一つの変形版という感じです。
アウター・リミッツの”The Guests”
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