トワイライト・ゾーンの”Hocus-Pocus and Frisby”を観ました。アメリカのある町にガソリンスタンド兼よろず屋をやっているフリスビーという62歳の男がいました。彼は大嘘つきで、彼によれば彼は32の大学で学び、いくつもの大発明をし、第2次世界大戦ではノルマンディー上陸作戦で大手柄を上げ、といった具合でした。ある3人の紳士が車でやって来てガソリン給油を頼みます。例によってフリスビーはこのタイプのリアエンジン車をヘンリー・フォードに頼まれて開発したのは私だ、などとやります。しかし奇妙なことにその3人は何故かフリスビーの言うことを全て信じているようでした。実は3人はエイリアンで、地球人の内で優秀な者を見本として持ち帰ろうとしており、フリスビーの言うことを真に受けて、フリスビーこそそれに最適と思い、彼らの円盤に拉致します。フリスビーは全て嘘だと説明しますが、生憎そのエイリアンの言葉に「嘘」という概念がありません。窮したフリスビーは気を休めるためハーモニカを出して吹き始めますが、その音はエイリアンには耐えられない悪音で、フリスビーは何とか逃げ出すことが出来ます。家に戻ると仲間がフリスビーの63歳の誕生会を開いてくれましたが、そこでフリスビーが今度ばかりは本当の話をしても誰も信じない、というオチで、イソップ寓話の狼少年の現代版です。
トワイライト・ゾーンの”Hocus-Pocus and Frisby”
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