ハルモニア・ムンディのLP29枚落札

ヤフオクで今度はハルモニア・ムンディのLPを落札。前回のERATOと同じ出品業者で、これもYAMAHAの文字入りの袋に入っていたので、またYAMAHAの渋谷道玄坂店の放出品と思います。業者の申告は23枚でしたが、箱物が4組くらいあって実際は29枚でした。その内20枚がフランス、9枚がドイツです。ハルモニア・ムンディで録音がいいのはフランスの方なので嬉しいです。しかも大好きなコンチェルト・ヴォカーレ(ルネ・ヤーコプス、ジュディス・ネルソンら)のが6枚入っていて大当たり!でした。ただ今回は最後まで落札価格が釣り上がって、結局送料入れて1枚あたり2,300円と新譜のLP並みの価格になってしまいましたが、仏ハルモニア・ムンディのLPをこれだけまとめて手に入れられる機会はなかなかないので満足です。今、試しに聞いていますが、プチプチノイズも無く、盤質も極上です。録音もアナログの最高峰といっていいレベルです。

Harmonia MundiのLP23枚を落札

先日のERATOの輸入盤に続き、今度はHarmonia Mundiの輸入盤LP23枚を落札しました。今回も袋にYAMAHAのロゴとマークが見えるので、やはりヤマハの渋谷道玄坂店にあったものだと思います。今回はかなり高く付いてしまいましたが、それでもこういったLPがまとまった手に入る機会はあまりないので、貴重です。

スペアナソフトによるリスニング位置での周波数特性測定

測定用コンデンサーマイク(昔サブウーファーを自作したことがあり、その時に買ったもの)をUSBオーディオアダプターでPCにつなぎ、スペアナソフトを起動し、デノンのオーディオチェックCDでピンクノイズを流して現在のオーディオの周波数特性をチェック。うーん、結構ばらついているというべきか、むしろリスニングポジションとしてはまあフラットと言うべきか、迷います。

輸入盤ERATO(道玄坂ヤマハ店頭品)を更に31枚追加ゲット

ヤフオクでまた輸入盤のERATOのLP31枚を落札しました。前回の59枚と合わせ、全90枚を送料込み15,000円くらいで入手出来ました。昔の記憶だとこのシリーズは1,800円くらいだったと思います。それに比べると約1/10の金額で買えてラッキーでした。今回もまたYAMAHAの袋入りで、渋谷道玄坂のヤマハの店頭品が回ってきたものです。前回が1979~1981年頃発売のものでしたが、今回は1981~1983年頃発売のものが中心です。前回の59枚はまだ全部聴いていませんが、録音の質はとても良く、オーディオ的にA級の録音が多いです。ジャケットの裏に録音場所の写真が付いていることがありますが、大抵が教会かお城みたいな所で、自然にエコーがかかります。発売から40年経っていますが、クリーニングマシンで洗浄してやればほとんどノイズは出ません。

懐かしのヤマハ渋谷店(道玄坂の途中)のレコード売り場

昨日届いたヤフオクで55枚まとめて買ったエラートのLP、袋にヤマハのマークがついていましたが、ジャケットにも「SHIBUYA YAMAHA」というシールが貼ってあったのがありました。間違いなくこれヤマハ渋谷店(道玄坂)の店頭品ですね。私の学生の頃は、渋谷で一番大きなレコード屋はヤマハでした。タワーレコードとかHMVが出て来る前です。ただ記憶では1980年代のどこかでレコード販売は止めましたが。もっとも私は輸入盤は渋谷のヤマハよりも秋葉原の石丸電気本店の外盤売り場で良く買いました。長岡鉄男の「外盤ジャーナル」推薦盤コーナーなんてのもありました。

仏エラートの輸入盤59枚を落札

手持ちのLPのクリーニングが終ったので、またヤフオクを物色し、エラートの輸入盤LP59枚を送料込み8,980円で落札しました。(写真はごく一部)全てヤマハの袋に入っていてほとんど聞かれた形跡が無く、実際にクリーニングして聞いてみたら新品同様で非常にお買い得でした。バロックから古典期の色々な作曲家を扱っており、全体が一つのシリーズではないかと思います。発売も1979年から1981年頃と、私が本格的にオーディオを始めた頃で懐かしいです。おそらくヤマハの銀座か渋谷でレコード販売を止める時に店頭の在庫をまとめて売却したとかではないかと思います。ともかく1枚150円ぐらいで録音も極上です。私はシャルランよりエラートの録音の方が好きです。非常に良いお買い物でした。

手持ちのLPレコードのクリーニング完了

手持ちのLPレコード、全部で1,051枚のクリーニングマシンによる洗浄がこのお盆休みで完了しました。内50枚くらいは新盤を買ったものなので、約1,000枚せっせと洗ったことになります。5月の中旬から始めて3ヵ月かかりました。1日平均12~15枚くらいです。なお、メーカーによると、1回に洗浄する枚数は最大30枚くらいまでだそうです。それ以上続けてやると、モーターが熱を持って故障の原因になるらしいです。洗浄液は私はかなり多めにジャブジャブという感じで使ったので、5本くらいを使いました。なお写真ではあまり目立ちませんが、これ以上に白く泡立つくらいゴシゴシやった方がいいです。付属のブラシではかなり力を入れても、盤面に傷がついたりはしませんでした。なおA面が終ってB面をクリーニングした後、洗浄済みのA面の端にクリーニング液が残る場合がありますが、ティッシュで拭き取れば大丈夫です。もう一度バキュームをかけるという手もありますが面倒です。
洗浄したLPレコードは元の状態にもよりますが、かなりいい状態になり、プチプチノイズは激減します。場合によってはほとんど新品同様になるのもかなりあります。

電蓄によるSPレコードの音

日本ラジオ博物館で見せて(聴かせて)もらった電蓄です。
元々個人の方が組み立てたもの。昭和29年頃のようです。蓄音機部、ラジオ部、スピーカー、アンプ部、筐体が別々に売られていて、アンプ部は自分で組み立てる人も多かったようです。この電蓄のアンプ部が館長が新しく真空管のプッシュプルアンプを作ってつないだものだそうです。
でこれで聴いたSPレコードの音がなかなか良かったです。スピーカーは16cmのフルレンジで、高域は8KHzくらしか出ませんが、それが逆にSP特有の針音を目立たなくして良かったです。今最新のHiFi機器につないでSPを聴くとかなり貧弱に聞こえますが、当時の人はもっといい音で聴いていたということですね。
なお、カートリッジは電磁式ですが、針は機械式の蓄音機の鉄針をそのまま使っていました。針圧は10gくらいとのことです。(機械式蓄音機の針圧は100gくらいです。また私が使っているSP用カートリッジの針圧は5gです。)

日本ラジオ博物館再訪

結局今日は松本に行って日本ラジオ博物館を再度訪ね、岡部館長に濃い話を2時間以上も伺い有益でした。(ちなみに前回の時とは場所が変わっています。)そして今回は岡部さんがアキュフェーズにお勤めとのことでそちらの話も色々とお聞きしました。アキュフェーズは真空管アンプをやらないんですか、と聞いたら、創業社長の春日二郎氏(元トリオ社長)がとにかく新しいことが好きで過去のことを振り返るのが嫌いだったということです。それで日本で最初のトランジスターのオーディオアンプをトリオが出したのですが、その時にこれからは半導体で行くということで、社内にあった真空管の在庫を全て処分させたそうです。逆にD級アンプ(デジタルアンプ)はやらないんですか、と聞いたら、既にAVアンプで実績があるそうです。しかしD級アンプで本当にいい音を出そうとすると非常に大がかりになるので今はやっていないとのことでした。

P.S.トリオが最初のトランジスターだけによるアンプTW-30を発売したのは1962年です。この時点で真空管を捨てて全て半導体で行く決断をしたというのはすごいと思います。

シャルランのLP

中野英男さんの「音楽 オーディオ 人々」という本の中に、トリオが日本で販売していたシャルランレーベルの話が出てきます。それを読んで「あれ、シャルランって持ってなかったっけ」と思いました。しかしその時は確かめていませんでした。今回、5月から3ヵ月かけて例のクリーニングマシンで手持ちのLPレコード約1,000枚を洗いました。それで棚卸しも出来て、シャルランのLP3枚を確かに所有していたことが確認出来ました。ORTF四重奏団のフォーレの室内楽です。現在このLP3枚はCD2枚組で復刻されています。今何十年かぶりに聴いていますが、うーん、高音質という感じはあまりしないですね。非常に自然な録音ということは確かですが、テープのヒスノイズが若干目立ちますし、また強音では音が少し歪んでいるように思います。私としては仏ハルモニアムンディやエラートの方が好みです。