スター・トレックの第3シーズンの”The Enterprise Incident”

スター・トレックの第3シーズンの”The Enterprise Incident”を観ました。マッコイによると最近カークは疲れとストレスのせいか、イライラが募って、正常な判断が出来ない状態にあるようです。そのせいか、突然エンタープライズ号に対し、中立地帯からロミュランの勢力圏にエンタープライズ号を進めるように命じます。その領域に入った時、辺りにロミュランの宇宙船はいなかった筈ですが、たちまち3隻のロミュランの宇宙船にエンタープライズ号は包囲されてしまいます。相手はカークとスポックの2人に向こうの宇宙船に来るように要求します。その代り向こうの将官二人がエンタープライズ号に転送されて来ます。カークは領域侵犯の理由をエンタープライズ号のトラブルのせいにします。しかしスポックは相手に問われて、カークが正気を失って出した命令のためだと証言します。なおロミュランの司令官は女性で、またロミュランは遠い昔にバルカンから別れた種族です。そのため司令官はスポックに特別な興味を示し、連邦を捨ててロミュランに就いてエンタープライズ号の司令官になれと誘惑します。カークは一度牢屋に入れられ逃げようとして電撃ドアで感電し、気を失います。カークはマッコイが呼ばれて治療を受け、なんとか誤魔化してエンタープライズ号に戻ります。そして監禁しているロミュラン人の服を取上げ自分が付け、耳と眉をバルカン風に変装して、再度ロミュランの宇宙船に乗り込みます。実はカークの真の目的は、ロミュランが最近使い出したクローキング装置(宇宙船の姿を外から見えなくする装置)でした。スポックが女司令官とよろしくやって時間を稼いでいる間にカークは無事にクローキング装置を盗み出しエンタープライズ号に戻ります。そしてスポックも転送しようとしたら、女司令官も一緒にエンタープライズ号に転送してしまいます。カークはクルーに全速力で逃げるように命令します。そしてスコッティに盗んだクローキング装置をエンタープライズ号につなげるように命じます。追いかけてきたロミュランの船が近づいたギリギリでクローキング装置が作動し、首尾良くエンタープライズ号は逃走出来た、という話です。ロミュランに関する話はこれが2回目だと思いますが、ロミュランとヴァルカンの怪しい関係が描かれた話でした。ちょっとロミュランの女性司令官の油断が過ぎますが。