スター・トレックの第3シーズンの”And the Children Shall Lead”

スター・トレックの第3シーズンの”And the Children Shall Lead”を観ました。エンタープライズ号は惑星連邦から調査団が派遣されている惑星トライアカスから救助信号を受け、カークとスポックとマッコイがその星に降り立ちます。奇妙なことに調査団の大人は全員倒れて死んでいるのに対し、調査に同行していた子供達は自分の両親の死を悲しみもせず、遊び回っていました。一行は子供達6人くらいをエンタープライズ号に連れて行きます。子供達は不思議な歌である種の悪霊のようなものを呼び出し、それによってコントロールされていました。その悪霊はエンタープライズ号をマーカス4という惑星に向けさせるように子供達に命令します。そこで子供達のような仲間を増やすのが目的でした。子供達はエンタープライズ号のクルー達を一人また一人とマインドコントロールし、エンタープライズ号は子供達の制御下に入ってしまいます。ついにはスポックとカークまでマインドコントロールされ、カークは自分がエンタープライズ号の指揮権を失ったと悲しみ絶望しますが、子供達から距離を取ることでなんとか自分の心のコントロールを取り戻します。スポックもまたバルカンの論理の力で正常に戻ります。二人はなんとかエンタープライズ号をスターベース4へのコースに戻そうとしますが、子供達に操られたクルー達に邪魔されます。カークはブリッジに子供達を集め、録音した子供達の歌を流して、悪霊のようなものを呼び出させます。カークはその悪霊みたいなものが自分自身では何の力も無く、媒体が必要なことを見抜きます。そして子供達に、亡くなった一人の博士が持っていたトライコーダーに入っていた、子供達とその両親が遊んでいる動画を見せて、子供達に本当の感情を取り戻させます。子供達は優しかった自分の両親のことを思い出して涙を流し、その過程で悪霊は消え去って行きました。
という内容ですが、このエピソードはトレッキーの間ではあまり人気が無いようで、スポックを演じていたレオナード・ニモイによるとワースト1だそうです。私は特にそんなにひどい話とは思いませんでした。