ウルトラQの「カネゴンの繭」を観ました。私はウルトラQの放映時5歳で、確かにウルトラQはリアルタイムで観ていると思いますが、ほとんど忘れています。そんな中このカネゴンだけは印象が強烈で良く覚えていて、放送当時から子供達にもっとも人気がある怪物の一つではなかったかと思います。
意外だったのはカネゴンになってしまう前の金男がガキ大将的キャラクターだったことで、金に汚いのとガキ大将はあんまり合わないような気もします。そして金男がカネゴンになってしまった後の子分達は意外とドライで、カネゴンをサーカスに売り飛ばしてしまおうとします。
後は面白かったのは、実にアジア的なシャーマンみたいな女性祈祷師が出てくることで、「ヒゲオヤジが逆さになるとカネゴンは金男に戻る」というお告げをします。そして本当にブルドーザーで子供達を追い回していたヒゲオヤジ(ちなみにその助手の男は二瓶正也が演じていました)が、ブルドーザー毎ひっくり返ると、カネゴンの尻尾から火花が吹き出してカネゴンは空に舞い上がり、やがてパラシュートで金男が元の姿で降ってきます。
そして最後も秀逸で、やっとカネゴンから人間に戻って安心した金男が家に戻ってみると、カネゴンが銀行のお金を食べている時に、参考人として呼ばれた両親がそのお金の一部をネコババし、そのため二人もカネゴンになってしまったというものです。
ウルトラQの「カネゴンの繭」
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