アウター・リミッツの”Cold Hands, Warm Heart”

アウター・リミッツの”Cold Hands, Warm Heart”を観ました。主演がスター・トレックのカーク船長役で有名なウィリアム・シャトナーです。そのシャトナーが演じる宇宙飛行士のジェフ・バートンは、金星の軌道周回飛行を見事に成功させて、地球に戻り英雄になります。しかし奥さんのアンは、ジェフが突然気を失ったり、熱湯に近い熱さのコーヒーを一気飲みして平気だったり、夏なのに締め切って暖房を強にしたりという異変を見るようになります。またジェフは金星周回中に8分間地球と通信が途絶えていますが、その時に金星の大気中に植物が進化したような奇怪なエイリアンを見ており、それが夢に現れてジェフを苦しめます。ジェフの熱さに対する渇望はどんどん強くなり、ついには150℃のサウナの中に長時間いて平気だったり、または暖炉の側で火を強く焚いて、自分の腕に火が燃え移っても平気だったりします。そしてジェフの手は水掻きが出来、表面が変異し始めます。医者が血液を調べたら、それはもう人間のものでも地球上のどの生物のものでもないものになりつつありました。ジェフはヴァルカン計画という火星探査の計画の発案者で、議会から予算への承認をもらおうとしていました。宇宙ステーションの医者達は、ジェフを宇宙飛行士訓練用の高温に維持可能なカプセルに入れ、鎮静剤を多量に打って、何とかジェフの変異を止めようとします。中で悪夢をまた見て苦しむジェフをアンが必死に励まし、ついに朝が来てジェフは回復します。それで議会への説明会に無事出席出来、予算も取れてハッピーエンド、という話でした。ジェフの変異はおそらく金星のエイリアンの遺伝子がジェフの身体に入ったとかなんでしょうが、今一つ説明不足で分りにくいエピソードでした。でもウィリアム・シャトナーがたっぷり観られたので良かったです。