「帰ってきたウルトラマン」の「必殺!流星キック」

「帰ってきたウルトラマン」の「必殺!流星キック」を観ました。怪獣はキングザウルス三世(一世と二世がなく何故いきなり三世なのかは不明)で、第4話にして早くもウルトラマンを倒します。最大の特徴はカーテン状のバリアを360度に張り巡らすことが出来ることで、ウルトラマンの光線技を全部跳ね返します。それで負けたウルトラマン=郷秀樹が何をするかと言えば、当時まだスポ根ブームの名残があり、「特訓」します。それで身に付けたのが「流星キック」で、見事バリアを飛び越えてバリア発生源である角を蹴り折ります。って最初から飛行して上から攻撃すればいいだけ…ついでにMATも特訓して、こっちはまさに垂直降下して上から攻撃で理にかなっています。スポ根路線はいいんだけど、「帰ってきたウルトラマン」はこのエピソードもそうですが、結構負けるケースが多くて、初代に比べると弱っちいというイメージがあります。なお、主題歌中には「大地を蹴って流星パンチ」と何故かキックではなくパンチになっています。私の知る限り「流星パンチ」というのは一度も登場しません。
それから、この怪獣は原発を襲うのですが、MATの隊長は「東京が停電になる」という心配だけで、放射性物質が撒散らされるということについてはまったく心配していません。