スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Justice”

スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Justice”を観ました。エンタープライズ号はある星へ地球の植民者を送り届けた後、その近くに地球型の美しい星を見つけます。そこの住民は完全に地球人と同じであり、平和に楽しく皆が暮している楽園のような星でした。しかしエンタープライズ号はその惑星の軌道上に半透明の宇宙船のようなものを発見します。それはデータを通じて情報を得て、この星系に入ることを許可出来ないと言います。そうしている内に、上陸して星の子供達と遊んでいたウェズリーが誤って花壇を壊してしまいます。そうするとミディエーターという2人が現れ、「全ての法律違反の処罰は死刑である」として、ウェズリーに毒を注射しようとします。他のクルーによっウェズリーの処刑は妨害されましたが、その厳罰主義こそこの星の平和を維持しているものであり、それを守らないことは、スター・フリートのPrime Directive(最優先指令)の違反になるのではないか、そして軌道上の宇宙船、それは星の住民から神と呼ばれていましたが、そうするとこちら側の遵法の矛盾を突かれるのではないかとピカードは悩みます。ピカードは星に上陸し、ウェズリー他を連れ帰ろうとしますが、転送装置が作動しません。ピカードは「神」に対し「正義の実現には例外が必要である」と主張し、結局それが「神」に認められ、全員無事に帰還します。
うーん、何か変な話で、Prime Directiveを遵守するなら、星の文化をあらかじめ良く調べるなど慎重に行動すべきで、いきなり転送で何人か送るということ自体変なのでは。また地球でも「外交官特権」のようなものがあり、そういう事態はスター・フリートの規定は当然最初から想定している筈ですが。どうもこのネクスト・ジェネレーションは今一つすっきりしない話が多いです。