柳家小さんの「長屋の花見」

jpeg000 170今日の落語、五代目柳家小さんの「長屋の花見」。
私にとって、落語家というと浮かんでくるイメージがこの柳家小さんです。もっとも落語で聴いたというより、永谷園のCMでのイメージの方が影響が大きいですが。
「長屋の花見」は、ケチな大家さんが貧乏長屋の連中を連れて上野の山に繰り出すが、お酒と思ったら水で薄めた番茶、卵焼きと思ったら沢庵、蒲鉾と思ったら大根、とケチケチ。大家さんはお酒でもないのに酔っ払えと無理なことを言いますが…

白井喬二の「新撰組」[上]

jpeg000 181白井喬二の「新撰組」[上]を読了。タイトルは「新撰組」ですが、上巻を読んだところでは、近藤勇も沖田総司も土方歳三も登場しません。主人公は、但馬流独楽師の織之助で、お話しは、この織之助と金門流の紋兵衛との独楽勝負です。すなわちどちらの作った独楽がより長く回っているかを競うものです。この独楽勝負の結果で、二人の美人のどちらかが異人に差し出されてしまうという緊迫した勝負です。さて勝負の行方は…