アウター・リミッツの”The Brain of Colonel Barham”

アウター・リミッツの”The Brain of Colonel Barham”を観ました。初の火星探査飛行の一番乗りを目指して各国が競争していました。まだ有人飛行は危険なため、コンピューターによる自動操縦を計画していましたが、一つの問題はコンピューターはあらかじめプログラムされたことにしか対応出来ず、突発的な事件には無力だということでした。その問題を解決させるために考案されたのが、コンピューターに人間の脳を足すということです。軍はかつて優秀な宇宙飛行士だったけど現在は不治の病に冒されて後数ヶ月の命である、アレックス・バーラムの脳を取り出して、コンピューターにつなぐことを計画します。バーラムはその計画を了承し、手術が行われ無事にバーラムの脳は取り出され、ガラス容器に入れられてコンピューターに接続されました。当初は幻覚的な痛みを訴えていましたが、次第に脳はこの環境に慣れ、優秀な力を発揮し出します。しかし脳は次第に自分が全知全能であり、劣った人間を支配できるという考えを持つようになり、電磁場によって人間を思い通りに操る能力を発揮し出します。そしてそのことに気が付いた心理学者を殺そうとしますが、すんでの所で窓から銃で装置を破壊されて脳は死にます。
まあ「生きている脳」という意味では、キャプテン・フューチャーのサイモン・ライトがあり、そちらの方が先ですので、アイデアとしては新しくありません。しかしそれにしてもアウター・リミッツは科学がこういう終末的な危機をもたらす、という話が本当に多くて暗いです。