アウター・リミッツの”Counterweight”を観ました。近い将来に、植民星の候補であるアンテオンまでの291日間の宇宙飛行をする際に、専門的な訓練を受けていない乗客がどのような影響を受けるかをテストするため、本物に似せて作られた宇宙船もどきの中で291日間のシミュレーションテストが始ります。乗客は4人の科学者、一人の新聞記者、一人の建築家と、フライとアテンダントの女性と操縦士でした。シミュレーターの中にはパニックボタンが設置され、非常事態が起きた時そのボタンを押すことでシミュレーションを中止することが出来ました。しかしそのシミュレーション装置の中にはエイリアンが入り込んでおり、口を開けた蛇のような形でそれぞれの乗客の心に入り込んで深層心理を表面に出したり、あるいは建築家の首を絞めて殺そうとしたりしました。またある博士は、自分のベッドの中に、死んだ自分の娘が死ぬ時に持っていた人形を見つけパニックを起します。そんなこんなで190日が過ぎて、次第に乗客同士いがみ合うようになりますが、そんな時突然酸素の供給が止まり、次々に乗客が倒れていきます。そしてそれは復帰しましたが、ある植物学者はシミュレーション装置に持ち込んでいた植物が怪物化しているのを発見します。怪物の正体はエイリアンで、自らをアンテオンの原住民だと言います。そして地球がアンテオンの植民星化を図るのを阻止するためにシミュレーション装置に乗り込んだ、と言います。結局その怪物が建築家を操ってパニックボタンを押させてシミュレーションは中止になります。
という話ですが、あちこち辻褄が合っていなくまた結末もよく分らないもので失敗作と思います。原作があってそれは実際の宇宙飛行で乗客同士のストレスを軽減するための、わざといじめられるキャラクターがいて、それがカウンターウェイトということだったらしいのですが、このアウター・リミッツの脚本は、あちこちいじった結果、全体の構成が出鱈目になってしまっています。
アウター・リミッツの”Counterweight”
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