帰ってきたウルトラマン」の「恐怖の怪獣魔境」

「帰ってきたウルトラマン」の「恐怖の怪獣魔境」を観ました。
郷秀樹はウルトラマンと一心同体なので、人間には見えないものが見え、聞こえない音が聞こえます。それで「怪獣を見た、鳴き声を聞いた」と言い張っても誰も信じない、という、トロイア戦争の時の王女カッサンドラ(アポロンによって未来予知能力を与えられたのですが、その力でアポロンが浮気するのが分ったので愛を拒んだ結果、アポロンはカッサンドラの予言は誰も信じないようにします。それで自分の国のトロイアがギリシアによって打ち破られ滅亡することを予言しますが、トロイアの人は誰もそれを信じませんでした。)みたいなことになります。
そんな中、隊員間の対立を解決するため、加藤隊長が単身霧吹山に出かけて、怪獣に襲われ遭難する、という話です。いくらなんでも隊長一人で行くのは無謀だと思いますが。ついでに郷秀樹のお父さんも山で遭難し、救助隊が後100mの所にまで来ていながら見つけてもらえないで死んでしまう、というトラウマ過去も紹介されます。
この話で怪獣が二匹出てくる必要性はないのですが、ウルトラマンの「怪獣無法地帯」の影響か、サドラとデットンという二匹が登場します。デットンはちょっとテレスドンみたいです。(今調べたら、実際にテレスドンのスーツが使われたようです。)でウルトラマンは初代以来の必殺技のスペシウム光線と八つ裂き光輪で二匹を倒します。