スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Where No One Has Gone Before”

スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Where No One Has Gone Before”を観ました。タイトルは、オープニングシークェンスの最後のセリフですが、ファーストシリーズでは”Where No Man Has Gone Before”でした。またファーストの第2話がこのタイトルでした。
エンタープライズ号に、スターフリートの宇宙船のエンジン効率を劇的に改善するという触れ込みでコジンスキーというエンジニアとそのアシスタントがやって来ます。しかし実験中にエンタープライズ号はワープ1.5のスピードからワープ10をはるかに超えるスピードに暴走し、一気に二つの銀河系を超え、200万光年以上先のまったく未知の銀河系に来てしまいます。しかも時間的には300年先でした。エンタープライズ号はさっきとは逆のプロセスで元の宇宙に戻ろうとしますが失敗し、まったく未知の不思議な空間に入ってしまいます。そこでは思考と現実の区別が曖昧になり、考えたことが実体化して、エンタープライズ号のクルーは混乱に陥ります。実はコジンスキーのアシスタントが未来から来た時間旅行者で、好奇心から実験をしていてミスしたものでした。彼は少年のウェズリーについてピカード船長にたいし、「(おそらく物理学の分野で)モーツァルトのような天才だから、それにふさわしく育てるべきだ」とアドバイスします。その未来人によると、思考こそがエンタープライズ号をここまで運んだものだと言います。ピカードは全クルーに各人の任務に意識を100%集中させるように命じます。その甲斐もあってエンタープライズ号は無事に元の宇宙空間に戻れましたが、未来人はその途中で消滅しました。ピカードはウェズリーに特別な位を与え、ライカーに対し徹底して教育するよう命じます。
とまあ、ファーストのほぼ同名のエピソードとはまったく違い、文字通り「誰も来たことがない場所」という話でした。まあまあ楽しめました。