落語、今度は志ん朝の「おかめ団子、茶金」です。
「おかめ団子」は親孝行をテーマにしたもので、親孝行な大根売りが老いた母親に柔らかい布団を買ってやりたくて、おかめ団子の店に盗みに入って、そこで店の看板娘が首を吊ろうとしているところに出くわし、それを引き留めて…という噺です。ちょっと噺に無理があるような気もしますが、志ん朝に演じられると素直に聴ける人情噺になります。
「茶金」は上方落語で、茶屋金兵衛は目利きで有名で、金兵衛が品物を見て、一度首をかしげると百両の値打ちがあると言われていました。ある時金兵衛が京都の茶屋で茶を飲んでいて、その時使われた何の変哲もなさそうな古びた茶碗に六度も首をかしげたので、それを見ていた油屋が一儲けしようとたくらむ噺です。金兵衛が首をかしげた理由が面白いです。サゲも面白いです。
古今亭志ん朝の「おかめ団子、茶金」
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