落語、本日は大ネタの「らくだ」が聴いてみたくなって、古今亭志ん生の「稽古屋、後生鰻、らくだ、巌流島」を取り寄せて聴いてみました。
稽古屋は音曲噺で、志ん生のいい喉を聴くことができます。
後生鰻は志ん生が得意とした噺で、殺生を嫌う旦那が鰻屋からうなぎを買い取って川へ放してやっていたのが、ある日うなぎがないので代わりに…というお噺。
らくだは、屑屋が酒を飲んで態度を豹変させる所で終わっているショートバージョンです。体が大きくて無法者で「らくだ」というあだ名のお兄さんが、フグにあたって死んでしまって、その兄貴分が葬儀を出そうと大家や八百屋を脅かす噺です。酔っ払いの描写に関しては志ん生以上の落語家はいません。
巌流島は「岸柳島」とも表記されますが、乗合船に乗り合わせた無法な侍を年取ったお武家がうまく謀って川中島に侍を置き去りにする噺です。元は上方の噺で、志ん生がくすぐりを多数追加して滑稽なお噺に変えたみたいです。
古今亭志ん生の「稽古屋、後生鰻、らくだ、巌流島」
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