今日の落語、志ん朝の「高田馬場、甲府い」。
「高田馬場」は、蝦蟇の油売りに身をやつして仇を探している姉と弟が浅草の観音様の参道でついに仇を見つける。仇の老人は主人の御用を果たしたいので、果たし合いは明日にしてくれと言う。それで、次の日に高田馬場で行うことになったが…というお噺。志ん朝が「蝦蟇の油売り」の口上を述べるのですが、これが見事です。
「甲府い」は、甲府から江戸へ出てきて掏摸に有り金をすべて擦られた若者が、豆腐屋の店先でおからを盗んで食べて、店のものになぐられているところに主人が出てきて、訳を聞いて、その若者を雇って…というお噺です。悪い人が一人も出てこないお噺です。
古今亭志ん朝の「高田馬場、甲府い」
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