NHK杯戦囲碁 高尾紳路9段 対 富士田明彦7段


本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が高尾紳路9段、白番が富士田明彦7段の対戦でした。この碁は、私がこれまで観てきたNHK杯戦の囲碁対局の中での最大の逆転劇でした。写真の場面で本来は碁は終わっていました。2箇所での劫争いで高尾9段に錯覚があり、右下方面の白7子で元々取られてたものが逆に黒5子を取り込んで生還しています。単純計算で24目の出入りですが、黒が右辺で1線を渡らされたり、中央で利かされたり、下辺の黒が弱くなった損も入れると40目レベルの失点でした。代償で黒は右上隅を白を半分取れましたが、この白はまだ活きる味が有り、実戦でも復活しました。富士田7段は勝勢になってからの打ち方が頑張り過ぎで、中央で黒2子をもっときっちり取っておけば紛れることはなかったのですが、頑張って受けたため、後でこの2子を生還させる手が生じ、それだけならまだしも、この白の一団が全滅し、50目以上の黒地が出来ては、黒が逆転しました。その後白が左上隅を切って行ったのを黒が妥協して、白が左上隅を取って差が若干縮まりましたが、最後左下隅から下辺で黒が左側の黒を捨てて締め付け、下辺の白を取ったので、ここで白の投了となりました。富士田7段に取っては9割方勝っていた局を頑張り過ぎで落としてしまい、悔しい一局でした。

ウルトラQの「マンモスフラワー」

ウルトラQの「マンモスフラワー」を観ました。まあ巨大な花が東京の中心に出てくる話というのは知っていて、結構地味かと思ったら、意外と良かったです。さすが円谷でマンモスフラワーの成長でビルが崩壊していく特撮は非常に良かったです。
今回の巨大生物の倒し方は、植物学者の源田博士が開発した二酸化炭素を固定する装置で、マンモスフラワーを窒息させ、同時に根を火炎放射器で焼き払うというもの。ちょっと初代ゴジラのオキシジェンデストロイヤーみたいな倒し方でした。ちなみに東京駅前の風景が出てきて、今とは隔世の感があります。

トワイライト・ゾーンの”The Odyssey of Flight 33″

トワイライト・ゾーンの”The Odyssey of Flight 33″を観ました。ロンドンからニューヨークに向かっていたボーイング707は、途中何故か急に加速しだします。それは信じられない速度になり、やがて雷が落ちたような衝撃が飛行機を包みます。機長は音の壁を越えたのではと推定します。飛行機が加速しだしてからは、何故かどこの空港とも無線連絡が取れなくなります。機長らは目視で何とか着陸しようとしますが、彼らが見たのは地形は確かにニューヨークでしたが、都市も人もなく、恐竜が大地の上を歩き回っていました。機長はそこで再度上昇して加速し、さっきと同じやり方で元の時代に戻ろうとします。無線が通じるようになり、元の時代に戻れたかと思いきや、ラガーディア空港の無線の相手は、ジェット機もレーダーも何のことか分らないと言います。機長は風景を見て、そこが1939年であることを悟ります。そこでまた上昇して…ということで「さまよえるオランダ人」の現代版ですが、船と違うのはジェット機なので燃料が尽きてしまうだろうということです。恐竜が出てきたり、タイムトラベルをしたりと、ちょっとアーウィン・アレンのドラマぽかったです。

親指シフト入力

大学時代の恩師が最近パソコンのOSをWindows 11にアップデートしたら、色々なものが使えなくなったということで、3日の土曜日にレスキューに行って来ました。その使えなくなったものの中に親指シフト入力があります。元々富士通からJapanistという日本語入力ソフトが提供されていて、親指シフトは元々富士通のOASYSという専用ワープロが最初ですから、当然親指シフト入力にも対応していました。しかしながら富士通は2019年だったと思いますが、Japanistの販売を中止しました。なので当然Windows 11への対応は行われていません。
そういう訳でJapanist無しに親指シフト入力がWindows 11で出来るか調べたのですが、結論から言えばもちろんJapanistは動きませんが、親指シフト入力自体はWindows 11でも可能です。写真は普通のJISキーボードに親指シフト用の印字をしたものです。このように専用の親指シフトキーボードを使わなくとも親指シフト入力は出来ます。そして私はやまぶきRという親指シフトエミュレーターを入れました。これでATOKやMS-IMEのローマ字入力モードにて、無事に親指シフト入力が出来ます。私は昔からローマ字入力派なので、今さら親指シフト入力を覚えようとは思いませんが。ちょっと試してみた感じはなかなか合理的で、確かに習熟すれば日本語入力としては速いだろうなと思いました。

アウター・リミッツの”ZZZZZ”

アウター・リミッツの”ZZZZZ”を観ました。タイトルは普通は「グーグーグー」ですが、この場合はハチの羽音だと思います。物語の冒頭で一匹の女王蜂が人間の女性に姿を変えます。その女性は蜂の言語を研究しているベンに近付き、その助手に応募します。ベンはレジーナというその女性を採用し、彼女に蜂の言葉を翻訳する装置を見せます。レジーナはベンの妻のフランチェスカから怪しまれますが、そのまま居続けます。ある日彼女はベンがいない時に蜂の言葉の翻訳機を操作し、蜂達と交信します。それによると彼女が人間に化けて人間の男と交わることにより、彼らが新しい種に進化して人間の世界を征服しようとしていたのでした。ある夜にレジーナが花の蜜を吸っているのをフランチェスカが目撃します。次の日レジーナは体調を崩して倒れますが、その身体を診察した医者は彼女は人間ではないミュータントだと言います。結局レジーナはベンが出ていったと思わせた彼女自身を探して外に出ている間に、自分の配下の蜂達にフランチェスカを襲わせ殺します。そしてベンに迫りますが、ベンは人間の愛はそういうものではないと言い争い、その中でレジーナは2回の窓から落ちて、また元の蜂に戻る、という話です。レジーナ役の女優の怪しさがとてもいいですし、身体も女王蜂が人間になったのにふさわしくグラマラスでした。なお、ドローン(drone)の元々の意味は女王蜂の相手をする雄蜂のことなんですね。知りませんでした。ともかく怖いお話でしたが、映像的には良かったです。

アウター・リミッツの”Don’t Open Till Doomsday”

アウター・リミッツの”Don’t Open Till Doomsday”を観ました。ホラーですが、ワケワカでした。あるカップルの結婚式で、奇妙な贈り物が届けられ、その箱には「世界の終わりの日まで開けるな」とありました。しかし花婿はそれを開け、中から出てきたレンズ付きの箱について、そのレンズを覗いていたら中には一つ目のオオサンショウウオのような怪物がおり、彼は中に吸い込まれてしまいます。そしてその35年後、その時に取り残された花嫁のミセス・クライはそのまま一人でその屋敷に住んでいて、半分精神がおかしくなりながら、誰かカップルを誘い込んで箱に吸い込ませることで、失われたフィアンセを取り戻せると思っていました。そこに駆け落ちして来たカップルが彼女の屋敷を借りようとしてやって来ます。男の方が外に荷物を取りに行っている間に女性は箱に吸い込まれてしまいます。結局男は女性が逃げて家に帰ったと思い、その屋敷を離れます。戻って来ない娘を探しに父親が今度はその屋敷にやって来ます。彼も吸い込まれてしまいます。その箱の中には行方不明になったミセス・クライのフィアンセもいました。その怪物は反宇宙からこの宇宙を完全に消滅させるためにやって来たのですが、他の8人の仲間からはぐれてしまいます。その怪物が仲間を探すのを手伝ったら解放すると言います。父親は嘘をついて娘と共に外に出て、そこにやってきた駆け落ちの男が娘を外に連れ出します。しかし父親はまた箱に吸い込ませれます。結局自分の目的が達成されないと分った怪物は、自分を屋敷と共に消滅させます。
という話ですが、不条理過ぎてかなりイマイチですし、ミセス・カイトも年老いたベティさんみたいな感じで気持ち悪くて、ちょっと何だか、というお話でした。

English Jounalの休刊

さて今月もEnglish Journalのお勉強、と思って雑誌をよく見たら、何と今月号(2023年1月号)で休刊!
最近変なヨガの記事とかが増えてイマイチな所もありましたが、この雑誌に出てきた記事で知ったことも多かったです。8年と8ヵ月、つまり104号買い続けて来たことになります。まあこれだけネットで無料の教材が手に入る時代に税込み1,540円の雑誌を買う人は減っていたんでしょうね。
私自身の英語の再勉強も来年3月で丁度丸9年なんで、どうしようかと考えている所です。

NHK杯戦囲碁 関航太郎天元 対 芝野虎丸名人


本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が関航太郎天元、白番が芝野虎丸名人の対戦です。井山裕太三冠王がタイトルを独占していた時代は、タイトル者同士の対戦ってほとんどあり得なかったので、何だか新鮮です。それから司会はいつもの星合志保3段でしたが、解説は孫喆7番で、お二人は新婚ホヤホヤです。星合さんが「この二人でいいんでしょうか」と照れていたのが印象的でした。序盤は左上隅で黒のケイマに白がツケコして、いわゆる卍に切り合った形が出来、いきなり激しくなりました。しかし結局白が上辺の黒を取り、黒が左上隅から左辺を取って見事に互角で分かれました。その後黒が上辺右側に打ち込みそこでも戦いが始まり、ここでも黒は上辺を捨てて中央を厚くしました。白がその後右辺に入って治まった後、右下隅の三々に打ち込みました。黒はこの三々の白を大きく取りに行きましたが、すぐに白はそれを利用して下辺に策動し、結果として黒地になりそうだった下辺の荒らしに成功しました。この時点は細かいながら若干白がいい感じでした。しかしその後白が下辺の黒の一部を取りに行ったのが小さく中央に打った黒が優勢になりました。ヨセに入っても戦いが続き、芝野名人がいくつか勝負手を連発しましたが、いずれも振り替わりで差は縮まらず、白の投了となりました。

WordPress引っ越しでの新たな不具合

WordPressのお引っ越しで新たに分った不具合。何故か全体の写真の内で1/3ぐらいの参照が元の画像ファイルではなく、WordPressがアップ時に勝手に作る長辺300ピクセルの画像に変わってしまい、私は通常長辺400~600ピクセルで公開するので、その分引き延ばされたボケボケ画像に。修正はSQLを吐き出してそれを修正して読み込ませようかとも思いましたが、余計な所を置換してDBを壊す虞もあるので、結局手修正で300ページくらい直しました。

P.S.
色々調べたらこの現象は設定-メディアでアップロードするファイルのサイズ上限を設定していると発生するようです。

ウルトラQの「宇宙からの贈り物」

ウルトラQの「宇宙からの贈り物」を観ました。この第3話から「一の谷博士」が登場します。演じているのが江川宇礼雄で、平田昭彦(ゴジラの芹沢博士、ウルトラマンの岩本博士、レインボーマンのMr. K)と並んでこういう怪しげなマッドサイエンティスト系にはピッタリの配役です。江川はドイツ人の父と日本人の母のハーフで、それでいじめらてぐれて学校を放校になり、谷崎潤一郎に養ってもらった時代もあります。その後映画監督を勤めた後、俳優に転じています。
お話は他愛なくて、火星に送った探査衛星が途中で事故を起していたのが、何故かそのカプセルが地球に送り返されて来ます。その中に金色のウズラの卵大のボールが入っていて、それは熱を加えられると「ナメゴン」が孵化して、という話です。ウルトラQの場合はウルトラマンもセブンも出て来ないので、人々が協力して何とかしますが、ナメゴンの場合は名前の通りナメクジ系なので海水に入ると溶けてしまう、という何とも気の抜ける終わり方です。