ウルトラQの「宇宙からの贈り物」を観ました。この第3話から「一の谷博士」が登場します。演じているのが江川宇礼雄で、平田昭彦(ゴジラの芹沢博士、ウルトラマンの岩本博士、レインボーマンのMr. K)と並んでこういう怪しげなマッドサイエンティスト系にはピッタリの配役です。江川はドイツ人の父と日本人の母のハーフで、それでいじめらてぐれて学校を放校になり、谷崎潤一郎に養ってもらった時代もあります。その後映画監督を勤めた後、俳優に転じています。
お話は他愛なくて、火星に送った探査衛星が途中で事故を起していたのが、何故かそのカプセルが地球に送り返されて来ます。その中に金色のウズラの卵大のボールが入っていて、それは熱を加えられると「ナメゴン」が孵化して、という話です。ウルトラQの場合はウルトラマンもセブンも出て来ないので、人々が協力して何とかしますが、ナメゴンの場合は名前の通りナメクジ系なので海水に入ると溶けてしまう、という何とも気の抜ける終わり方です。