小林信彦の作品で、最初に直木賞候補になった「衰亡記」が「唐獅子惑星戦争」に収録されていたので、古書で取り寄せて読みました。読んでみたら、小林信彦の父親が亡くなる時の話で、「監禁」に含まれる「川からの声」とほぼ同じ内容でした。また、「日本橋バビロン」にもこの時のことが出てきますので、短期間に同じような話を3回読まされました。読んでみて、何故これが直木賞候補になったのか(内容が悪いというのではなく、直木賞的な大衆的要素が少ないという意味で)不思議でした。
T-maru's photo blog 書籍レビュー(特に白井喬二、小林信彦)、囲碁、音楽、昔のSF系TVドラマ、野鳥の写真などの話題をお届けしています。 This site offers review of books (especially of Kyoji Shirai and Nobuhiko Kobayashi), of music, old Sci-Fi TV dramas, topics related to Go (board game), and photos of birds.
小林信彦の作品で、最初に直木賞候補になった「衰亡記」が「唐獅子惑星戦争」に収録されていたので、古書で取り寄せて読みました。読んでみたら、小林信彦の父親が亡くなる時の話で、「監禁」に含まれる「川からの声」とほぼ同じ内容でした。また、「日本橋バビロン」にもこの時のことが出てきますので、短期間に同じような話を3回読まされました。読んでみて、何故これが直木賞候補になったのか(内容が悪いというのではなく、直木賞的な大衆的要素が少ないという意味で)不思議でした。
「小林信彦の「衰亡記」」への1件のフィードバック