「ボヘミアン・ラプソディー」観て来ました。フレディ最高!自分をミュージシャンやアーチストではなくパフォーマーとしている所が素晴らしいです。私はボヘミアン・ラプソディーのイメージからクィーンがヨーロッパのクラシック音楽とオペラの伝統を背景にしたロックバンドと思っていましたが(実際メンバーは大学出の結構インテリ、またフレディもインドでイギリス式のパブリックスクール出身)、フレディがゾロアスター教徒でインドからザンジバルに移住し、更にザンジバルから追われて難民のようにロンドンにやって来たことを知りませんでした。この映画が今作られた理由は明白で、移民を嫌悪し、また少数派に対する敵意が剥き出しになっている現在、ある意味また振り子の揺り戻しのように元に戻そうとする主張のように思いました。実際フレディこそ、移民による多様性が新しいパワーをある国にもたらす、という良い例のように思います。
また私の世代が今の若い世代より良かったと思うことは、共通の音楽体験を持てたことです。このクィーンなんかまさにその典型です。実際、映画館で沢山の同世代の人を見ました。