本日のコロナウィルス統計です。感染者が発見された国が100を超えようとしています。アメリカの致死率が医療先進国の中では高く4%もあります。イタリアも高いです。イタリアの理由は不明ですけど、アメリカの場合は、健康保険制度の確立を怠って来たツケが回って来たんだと思われます。聞く所によると、検査するだけで30万円取られたという話があり、オバマケアであっても対象から漏れているような低所得者は、感染したと思っても検査にも行けない訳で、要するに感染者は発表の10倍はいるんじゃないかと思います。アメリカの健康保険は原則民間の保険のみで、オバマケアといってもベースは民間の保険です。この根底にある考え方は、要するにアフリカン・アメリカンとかラティーノの低所得者が病気になって医療費が払えなくとも知らないよ、何でそいつらの医療費を税金でまかなわないといけないの、という未だに続いている差別的な考え方だと思います。まあそうした身勝手な考え方が、アメリカ全土をまきこんでのパンデミックとなると、有効な策を講じるのに非常に妨げになる訳です。私の予感ではこのコロナウィルスのアメリカでの蔓延はトランプ大統領の命取りにもなり得ますし、またオバマケアすら否定するバーニー・サンダースへの意外な追い風になるような気がします。ちなみにカナダは死者0で対照的です。