スペース1999の”Death’s Other Dominion”を観ました。月にある惑星が接近して来てそこから通信が入ります。それは何と14年前に木星探査に行ったメンバーが遭難して行方不明になっていたものの生き残りでした。コーニック司令官らは早速イーグルで調査に向かいますが、その星は昼間は-60℃、夜は-150℃という超過酷な環境で、調査の4人は電波の発信源にたどり着く前に吹雪で倒れ、しかしカーター以外の3人はその惑星チューリアの生き残りの人達に救われます。カーターは何とかイーグルに戻ってムーンベースαに戻ります。遭難者は過酷な環境に適応して生きてきていましたが、彼らは年を取らず既に800年生きてきたことが判明します。(14年前の事故の生き残りというのと全く整合性が取れていませんが、この辺の適当さがスペース1999です。)しかしその謎を解くための実験で、何人もの犠牲者がマインドレス状態で生けるゾンビとして生き延びていることをコーニック司令官は知ります。後から再びイーグルでやって来たカーターは、そこがとてもいい所だと思ってムーンベースαのメンバーが全員ここに移ることを主張します。しかしコーニック司令官は全員の投票が必要だとし、生き残ったチームの指導者がムーンベースαに説明に向かいます。しかしチューリアを離れた途端、彼の体は急速に老化して白骨に…というものです。もうちょっとちゃんと科学的な整合性が取れていればそれなりに面白いエピソードになったのに、と思います。