夏に続きまたも自治会の草刈りに駆り出されたけど、ドングリ(おそらくマテバシイ)を多数発見。他にも栗のイガも多数。ドングリが不作だからクマが人里に出てきているって本当なんでしょうか。少なくとも丹沢山系(私の住んでいる所は丹沢山系の北端、標高280mくらい)はそれは違うようです。もしドングリの不作が原因なら、この冬眠の直前の時期にクマの出没情報がもっとも多くなる筈ですが、神奈川県によるツキノワグマの目撃情報を見る限り、11月くらいに目撃情報が増えているということはなく、むしろ5月から夏にかけての方が多いです。また、クマ対策スプレーを販売している東京銃砲店のブログでも、「ドングリやブナ等の豊作凶作はあまり関係がなくなっております。」と述べられています。
そもそも私の住んでいる相模原市の緑区は昔からツキノワグマは出没しているのですが、昨今のヒステリックともいえる報道にはちょっとうんざりしています。きちんとした科学的な調査・議論をした上で対策を考えるべきで、短絡的にクマを捕殺せよ、という議論にはまったく賛成出来ません。大体クマが人間の領域を侵しているというより人間がクマの領域を荒らしているのですから。