次亜塩素酸水

次の消毒剤は次亜塩素酸水(次亜塩素酸ナトリウムではない)を買ってみました。塩酸または食塩水を電気分解して作るのだそうです。(ということはコストはほとんど電気代ということになります。また製造装置も簡単そうで、ググれば沢山出て来ます。)これを買ってみたきっかけは横須賀市でこれをアルコールの代りということで住民に無償で配布している、というニュースを見たからです。
まず塩素濃度を測定してみましたが、到着時で0.02%(200ppm)です。この塩素濃度はハイターやピューラックス10mlを3Lの水で希釈したレベル(300倍希釈)で、正直な所、次亜塩素酸ナトリウムの使用での最低レベルくらいの濃度です。(「消防職員のための消毒・滅菌・感染症対策マニュアル」には、消毒の目的には次亜塩素酸ナトリウムの濃度を0.05~0.1%にしろ、とあります。0.02%はその低い方の半分以下の濃度です。)次亜塩素酸ナトリウムなら、強い殺菌力を求めるなら、濃度を上げればいいし、また量も十分過ぎる量が簡単に作れます。それに対し、この次亜塩素酸水は、200ppm以上はダメで、それでいて価格が500mlで1375円。あまりにもコスパが悪すぎます。(本来これは食品等で大量に流しながら殺菌するために使うもので、この価格は今の状況での異常かつ便乗価格だと思います。)
メリットとしては、毒性が無いので食品の殺菌等にも使えるのと、塩素ガスがほとんど出たりしなくて(本当かどうか確認していません)安全だということですが、肝心の殺菌力がこの程度では、という感じです。また金属に対する腐食性が次亜塩素酸ナトリウムより弱い、という説もありますが、塩素が殺菌成分である以上それも本当かなと思います。スマホ等に使うのはリスクがあると思います。
それに今日のニュースによると、政府は次亜塩素酸水のコロナウイルスに対する効果は「未確認」としています。その答弁自体もちょっと、ですが(次亜塩素酸ナトリウムと同じ塩素濃度であれば同等の殺菌力がある筈でそれを否定するのは非科学的です)ともかくこれを積極的に選ぶ理由はあまり無いように思います。

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