ポビドンヨードのハンドウオッシュ

会社で提供されていたアルコール消毒剤の在庫が底をつきつつあります。アルコールと違って速乾性ではありませんが、私はポビドンヨードの方が殺菌の持続性があって(手の皮膚の上に薄いヨウ素の膜を作ってくれるみたいです)、傷にしみることもなく、ずっといいと思うんですが。うがい薬で有名なイソジンとまったく成分は一緒です。(ちなみにイソジンでうがいするのは喉の人間にとって有用な細菌も殺してしまってかえって各種ウィルスに感染しやすくなるため、止めた方がいいです。)殺菌の効果を出しているのはヨウ素で、塩素・ヨウ素・臭素といったハロゲンはいずれも強い酸化力を持ち殺菌効果が高いです。(塩素は次亜塩素酸ナトリウムに含まれます。臭素の消毒剤は毒性が強いため、家庭用のものはありません。下水などで塩素でもなかなか消毒出来ない場合に臭素系の消毒剤が使われます。)どの位殺菌効果が持続するのか、色々探しましたが具体的な数字は見つかりませんでした。しかし臭いの持続と、医者が手術の前の手の消毒に使うことを考えると、おそらく一時間くらいは保つのではないかと思います。消毒できる細菌やウィルスの範囲は、芽胞と呼ばれる胞子みたいな構造を持った細菌には効果が薄いですが、その他の細菌やウィルスには有効で、エチルアルコールと同等以上です。エタノールが売り切れている一方でこれがまだ在庫があるのが不思議なのですが、今日も会社用に2Lを3本買うことが出来ました。右のポビドンハンドウオッシュ500mlは、Amazonは通常2個ずつしか在庫していないみたいです。売り切れになると1~2日で補充されますが、その度に価格が100円ずつくらい上がっています。現在2,200円くらいです。イソジンウオッシュの2L品は送料込みで9,200円くらいです。なおこれらは一般家庭用です。病院では複数の濃度の違うポピドンヨードを目的に合わせて使い分けます。

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