ひかりTV(ドコモ)という最悪のサービス

今回購入した新居が、山の中で地デジの難視地域にあたります。一応藤野中継局というアンテナが新居から900mくらいの山の上に立っているのですが、アンテナ屋さんに来てもらって電波強度を測ってもらったところ、山蔭になるため最低でも35dBくらい欲しいのが21dBしか出ないということで、アンテナは断念しました。

それでTVをネットにつないで地デジを観るドコモの「ひかりTV」というのに申し込んだのですが、契約して2か月ぐらいで解約しました。まずは最初の説明だと、チューナー(セットトップボックス)をネットにつなぐだけでOKですよ、という説明でしたが、これが大間違いでIPV6接続というあまり一般的ではない設定でつなぐため、WiFiルーター(ASUS)経由でつなぐのに非常に苦労しました。サポートに聞いても、「ONUとルーターとチューナーの電源を抜いて10分ぐらい経ってから入れなおしてください」と言うだけで何の役にも立ちませんでした。結局Webで調べてASUSでIPTVを使う設定が分かったので、それを設定し取り合えずルーター経由で地デジを観られるようになりました。

ところが、回数で3回目、累計で5時間くらいしか使っていないタイミングで、地デジ視聴中に急にチューナーが落ち、そのまま電源を入れなおすことも出来なくなりました。サポートに問い合わせたら、例によって「電源を入れなおして…」かあるいは向こうから電話するので候補日時を3つ挙げろ、とかそういう回答だけでした。明らかにチューナーの故障なんで代品を強く要求し、やっと送ってもらいました。しかし今度は、最初にdアカウントでログインして使用開始するところで、DNSの名前解決エラーで先へ進めませんでした。これはきっと前のチューナーでの設定が残っているのだろうと、サポートに言ってそれを解除してもらいましたが、それでもつなげるようになりません。
それでドコモのサポートというのが、メールで問い合わせる度に担当者が変わり(つまり人数はかなり沢山いる)、しかもそれまでのやり取りの履歴をまったく参照せずに、不具合の詳細を教えろとか、「電源を抜いて…」とか、「電話するので候補日時を3つ…」を繰り返すだけでした。
それで分かったのが、このサポート部隊はおそらくドコモの携帯のサポート部隊と同じであり、ひかりTVについてはマニュアルがあってそれに書いてある回答をしているだけだということです。しかもCRM(顧客情報管理システム)みたいなものも使っていないようでやり取りの履歴が共有されておらず、本当に最悪のサポートでした。

ドコモについては、昔携帯電話の仕事をしていた時に、新しい携帯の機種のチェックのため半年だけ契約したことがあったのですが、それを解約する時「(短期の解約者として)ブラックリストに載りますけどいいですね」みたいな脅しを受けたことがあり、元々非常に悪い印象を持っていましたが、今回の件でその悪い印象が更に強くなりました。なお、「ひかりTV」の評判について検索してみましたが、「故障が多い」ということで納得しました。

結局、地デジについては、考えてみればNHKしか観ていないので、NHK+というWebブラウザーでNHKの番組を観るサービスに申し込みました。実際は30秒遅れの配信で、また高校野球など一部のコンテンツは配信されていませんが、私は朝の「おはよう日本」と日曜日の囲碁番組を観ているだけなのでこれで十分です。

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