トワイライト・ゾーンの”Mute”を観ました。ドイツのある町で、6~7組ぐらいの夫婦が集まり、何やら打ち合わせています。それはこの人達の間でテレパシーの能力を身に付ける実験を、その子供達も含めて進めていくという契約についての話し合いでした。一部で、何も自分で判断出来ない子供にそういうことを強いて良いのかという疑問が出されましたが、結局全員合意します。その中の一組の夫婦が2歳の子供を連れてアメリカに渡ります。その子供が12歳になった時、大火事が起きて両親は死んでしまいます。しかしその子供は超能力でテレポーテーションして、火傷も負わずに助けられました。その女の子イルサは保安官の家に預けられます。その妻のコーラは以前娘が湖で溺死しており、イルサを可愛がります。しかしイルサは両親からテレパシーだけを使うように訓練されて来たため、話すことが出来ません。保安官は、イルサの両親がいつも手紙を受け取っていたドイツの3人へ手紙を書いて問い合わせますが、コーラがその手紙が郵便局員に渡る前に焼いてしまいます。イルサはその内学校にやられますが、そこで教師に喋るように強いられ辛い目に遭います。そのうち、イルサの両親から手紙が届かなくなったことを訝しんだドイツにいる一組の夫婦がイルサを訪ねてやって来ます。しかしコーラはイルサを渡すのを拒みます。結局イルサは次第にテレパシーの能力を失いますが、新しい母の愛を得ることが出来た、という話です。
しかし、通常の喋るのを捨ててテレパシーだけを身に付けても、相手もテレパシーで無い限りコミュニケーションは取れず、メリットは無いと思います。最初に集まった夫婦達が一体何を目指していたのかが不明です。