トワイライト・ゾーンの”A Kind of a Stopwatch”を観ました。30分に戻ってからまたドラマの構成がシンプルになり、それはまあそちらの方がトワイライト・ゾーンらしいです。
パトリック・マクナルティーはいつもどうでもいいおしゃべりをして人をうんざりさせるような男でした。会社では新しいビジネスの提案を300件以上も提出しますが、それは女性服会社である彼の会社にはまったく関係なく、ついに社長からクビを言い渡されます。バーでそれにもめげず飲んでおしゃべりしていると、他の客はみなうんざりして家に帰ってしまいます。しかし不思議な男が一人残り、マクナルティーはその男にビールをおごりますが、その男は御礼だと言ってストップウォッチをマクナルティーにくれました。それを試していて、マクナルティーはそれが自分以外の世界を停止させることが出来るストップウォッチだということを発見しました。最初は面白がって色々なものを止めて遊んでいたマクナルティーですが、結局銀行に行って時間を止めている隙に大金を盗み出すことを思い付き、実行します。それはほとんど成功していましたが、しかし現金を運び出す時にストップウォッチを地面に落して壊してしまいます。彼がボタンを何回押してももはや世界は元に戻らず、マクナルティー一人の世界になってしまう、というオチです。
まあバーの男が悪魔だったということが少し匂わされている感じですが、もう少し捻りがほしかったと思います。