買ったけど観ていなかったDVD、Blu-rayの消化で、2017年のジョー・ライト監督のDarkest Hour(ウィンストン・チャーチル:ヒトラーから世界を救った男)を観ました。邦題から、チャーチルの第2次世界大戦中の動きをずっと追った映画化と思っていましたが、英語のタイトル通り、大戦初期でもっともイギリスが追い詰められていた時期で、ナチスドイツがヨーロッパの各国を侵略し、特にフランスが追い詰められ、そしてダンケルクに30万人のイギリス兵士がナチスドイツに包囲されて全滅寸前だった時に、内閣内でチェンバレンとハリファックスを中心にイタリアを仲介として、ドイツと和平交渉をするという動きが強まり、チャーチルがそれに追い詰められてという状況が良く描写されています。反面、チャーチルが官邸に向かう車からわざと途中下車して地下鉄に乗り、乗客に意見を聴く、というのは実に映画的な演出であって、事実ではないでしょう。日本がイギリスに宣戦布告したのは、真珠湾攻撃の後なので、この映画には日本のことはまるで登場しません。そこは私には期待外れ。またダンケルク救出作戦も最後にテロップで成功したことが伝えられるだけで、全体にドラマチックな部分は非常に少なく、英語タイトル通り、ダークな雰囲気が終始する映画でした