三遊亭圓生の「唐茄子屋」

jpeg000-72本日の落語は、三遊亭圓生の「唐茄子屋」です。一般的には「唐茄子屋政談」ですが、元々の題は「唐茄子屋」だそうです。圓生の芸談によると、四代目の柳家小さんが「唐茄子屋」を演じると皆に言って、実際は上方噺の「みかん屋」を売り物をみかんから唐茄子に変えて演じ、以後、本来の「唐茄子屋」の方を区別するために「唐茄子屋政談」と「政談」をつけたそうです。でも、「政談」というと名奉行のお裁きの噺ですから、この噺にはお裁きは最後にちょっと出てくるだけで、「政談」をつけるのはおかしいとのことで、圓生は元の「唐茄子屋」と呼んでいます。ちなみに、小さんが演じた「みかん屋」は今は「かぼちゃ屋」の名前で呼ばれていて、ちょっとややこしいです。
この噺は以前志ん生・志ん朝の親子で聴いていますが、圓生のは若旦那と叔父さんのやりとりがとてもそれらしくていいですね。この噺は「文七元結」と並んで人情噺の二大傑作だと思います。

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