包丁研ぎ

家で包丁を使うのは、今は基本的にリンゴ・柿・梨などの果物の皮を剥くときだけですが(私は子供の時亡母に教わったし、実際に小学生の時は朝食を作っていたりした関係で、それなりに果物の皮を剥くのはそこらの若い女性より多分うまいです)、何故か包丁の切れ味には凝っていて、現在砥石3種(荒砥、中砥、仕上げ砥)と、その砥石が平らでなくなった時に使う砥石を研ぐ砥石と、その時砥石に振りかける人造ダイヤモンドの粉まで持っています。
と道具に凝るのはいいですが、なかなか「丸研ぎ」といわれる角度が不均一な研ぎから脱却出来ていません。要するに研ぐときに刃物を砥石に当てる角度を一定にする、ということです。この角度は万能包丁の場合15°くらいみたいですが、私はこの角度に保ってくれる当て板みたいなのがないかと思って探してみましたが見つかりませんでした。素人の「丸研ぎ」でも、まったく研がないよりは切れ味は向上しますが、結局その切れ味が均一ではなくムラが出ます。Webで調べると、丸研ぎにならないこつは、
(1)包丁を砥石に対し斜めに当てて、包丁と砥石が一度に接触する部分を増やす。
(2)あわてずに、ゆっくり角度を保つようにして研ぐ
(3)砥石がすり減っている場合にはまっすぐに面を直す(このために砥石を研ぐ砥石が必要です。)
(3)については、昔「味いちもんめ」という漫画で、自転車の後ろに紐で砥石をくっつけて引っ張って、アスファルトの面で砥石を研磨する、というのが出てきましたが、その方法は危険ですし、また砥石が均一に平らになる保証もありません。

ということで、今回念のためもう一度角度を保つ当て板みたいなものがないか探してみたら、何と複数の会社から出ていました。早速Amazonで注文して取り寄せました。早速使って研いでみましたが、なかなかいいです!角度そのものは私が思っていたよりも大きい感じでした。治具が砥石とすれて邪魔になるんじゃないかと思われる方があると思いますが、接触する部分はセラミックになっていて簡単にすり減らないようになっています。また研ぐ時に邪魔になる感じもあまりありません。却って束に近い方を研ぐ時はこれまで束が砥石に当たってうまく研げませんでしたが、この治具付けるといい感じになります。
ただ、この治具はあくまでも一般的な洋包丁の万能包丁向けだと思います。刃も薄く、また刃の高さもあまりない包丁などをこれを使って研ぐと角度が正しくなくなると思います。

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