NHK杯戦囲碁 黄翊祖8段 対 広瀬優一5段


本日の(26日早朝。オリンピックのため、月曜早朝に変更。しかもHPでは2:15からということだったのが、実際に始まったのは2:53頃。)NHK杯戦囲碁は黒番が黄翊祖8段、白番が広瀬優一5段の対戦です。序盤で白が右下隅の黒の大ゲイマジマリの間に付けて行きました。AIの影響で最近はこの手が普通に打たれるようになりました。出来上がった結果は、黒が実利、白が厚みですが、右辺はスソアキで白の厚みは中途半端な気がしました。(実際に後で攻めを見られました。)局面が動いたのが、右上隅で白が両ガカリした所からの折衝で、黒は星から中央に進出した一団がまだ治まっていない状況で、敢然と右辺に打ち込んで行きました。これは黒が白の右下隅の構えを厚みとは思っていないとのことで、実際にAIの評価も黒の勝率65%くらいになりました。結局右辺で黒と白の石が2集団ずつ、合計4集団の眼が無い石が絡み合うという展開になりました。ここで黒に痛恨のミスが出て、白が右辺の黒がケイマで中央に進出している所をツケコシて切りに行きましたが、ここの折衝で白が当てたのに継いでおけば良かったのに無理に頑張って劫にしました。しかし劫材は白が有利で白は劫に勝ち右下隅と中央が握手しました。黒が劫材で打ったのは右辺の白を取りに行く手でしたが、無条件には取れずこちらも劫になりました。こちらの劫材も白が有利であり、白は黒の劫材を全て最強に受けきりました。結局右辺は活き活きになりました。黒が得たのは上辺に打ち込んで若干白地を減らしながら場合によっては白を攻める可能性がある、というだけでした。しかし黒の攻めは奏功せず、また白は左下隅から左辺にかけて大きな地模様を築き、容易に負けない態勢になりました。黒は左辺に殴りこんで紛れを図りましたが、白が最強かつ正確に受け、結局黒が左下隅で地をかすっただけで、中央の黒は全て取られ、黒の投了となりました。広瀬優一5段は初出場でしたが、黒の失着をとがめ、その後は的確に勝ちきりました。

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