トワイライト・ゾーンの”Long Live Walter Jameson”を観ました。以前、Eigoxというオンライン英会話の先生の紹介で、”The Man from the Earth”(地球から来た男)という30分ぐらいの映画を観たことがあります。(YouTubeにあります。)そのお話の主人公は、クロマニヨン人の生き残りで、何千年も前から歳を取らないで生き続けているというものでしたが、その原型がこのトワイライト・ゾーンのお話だと思います。ウォルター・ジェイムソンは、大学の歴史の先生でその講義は歴史を「まるで見て来たように」話すので人気がありました。彼は同僚の化学の教授であるサムの娘のスザンナと結婚しようとしています。しかしある日、サムがウォルターの授業に出て、その時に南北戦争の時のある男の日記が出てきたのが気になって、その男の写真を探します。驚くべき事にその男はウォルターその人でした。サムがウォルターを問い質し、会った最初の時からまったく歳を取っていないことを指摘します。本当は何歳なのかと聞いたら、彼は側にあったプラトンの石像を示し、この男を知っていると言います。何でも不死の薬を求めてある錬金術師に処方された薬を飲んで、それ以来歳を取らないで生きているようです。彼は過去に何度も結婚していますが、結局10年くらいで彼が歳を取らないことがばれて破局になります。しかし彼は懲りずにまたスザンナと結婚しようしています。そこにある老婆がやって来ます。彼女はウォルターの奥さんだと主張します。ウォルターは否定しますが、結局その女性に銃で撃たれます。サムが駆けつけて来ますが、既に重傷でどうしようもありません。ウォルターの身体は打たれた後、急速に老化が進み、ついには床に倒れ、スザンナがやって来た時にはその身体は砂になっていました。
“The Man from the Earth”の場合は、大体一つの所に10年いると歳を取らないことがバレるので、別の場所に移るということを繰り返していました。このエピソードだけじゃなくて、トワイライト・ゾーンのお話をヒントに作られた他の映画やテレビ作品っていっぱいあるんでしょうね。
(今調べたら、この”The Man from the Earth”の脚本家はJerome Bixbyでトワイライト・ゾーンの “It’s a Good Life”の脚本を書いた人でした。ですから当然TZのこのエピソードは知っていたと思います。)