アウター・リミッツの”The Zanti Misfits”を観ました。ザンティという星からエイリアンの乗ったUFOがやって来ます。地球側と通信した内容によれば、彼らは彼らの星の犯罪者・はみ出し者の流刑地として地球を選んだと言います。エイリアン側の兵力が不明なため、取り敢えずアメリカ政府はカリフォルニア州の砂漠地帯にある、「モルグ(死体置き場)」という名前のゴーストタウンを彼らのための着陸場所に定めます。そこは当然立ち入り禁止にされましたが、そこにおそらく銀行強盗か何かをして女性と一緒に車でやって来た犯罪者が、ゲートを突破して中に入ります。二人は岩山の上にUFOを見つけ、男の方がそれを調べにUFOに接近します。UFOの中からは蟻のようなエイリアンが出てきて、男の身体に取り付き、おそらく蟻毒かなんかで男を殺します。この侵入者のおかげでエイリアンとの交渉戦略が狂ってしまったアメリカ側は、スティーブ・グレイブという記録係としてそこにいた歴史学者を交渉のためUFOの着陸場所に送り込みます。そこでグレイブは蟻のようなエイリアンに襲われていた女性を助け、その時にエイリアンを殺してしまいます。グレイブと女性は急ぎ基地に戻りますが、そこに蟻のエイリアンの大軍が襲って来ます。アメリカ側はピストル、機関銃、手榴弾等の武器で戦い、結局数百匹の蟻型エイリアンを全て殺してしまいます。そこにエイリアンの母星から通信が入り、「我々は報復はしない。我々自身は犯罪者といえども自分で処刑することが出来ないので、『経験豊富な処刑人』である地球人に、彼らの処刑を委ねた。」と説明します。銀行強盗と一緒だった女性が「経験豊富な処刑人ね…」と自嘲的に笑う所で終わりになります。
このエピソードはTVガイドという雑誌の「ベストドラマ100」の98位に選ばれているそうです。私的には蟻型エイリアンがちょっとしょぼすぎると思いました。