アウター・リミッツの”Keeper of the Purple Twilight”

アウター・リミッツの”Keeper of the Purple Twilight”を観ました。科学者のエリック・プラマーはある装置を研究していましたが、莫大な予算を使いながら最後の2つの方程式を得ることが出来ず苦しんでいました。そこにアイカーという人間に化けたエイリアンが現れ、エリックの感情を彼に与える代わりに、その2つの方程式を教えるという取引きをします。プラマーの恋人であるジャネットはプラマーが突然冷たくなったのに驚きます。プラマーは方程式の力で、全ての物質の磁気的な結合を破壊するという恐るべき兵器のプロトを完成します。研究所の所長はそれが人類を滅ぼすものだとして研究の中止を求めますが、予算を出していた軍の幹部はそれに多大な興味を抱き、予算の提供を約束します。実はエイリアンの目的は、その兵器を自分達の星から持ち込むのが大変なので、それをプラマーに代わりに作らせようとしていたのでした。しかし、プラマーの感情を得たアイカーは、憎しみ、愛といった感情に混乱して、元々自分達の惑星の巨大なコンピューターのようなものの一部として行動していたのが、そこから逸脱し始めたため、味方であった兵士エイリアンから狙われるようになります。アイカーはプラマーに感情を返しますが、その時兵士エイリアン達がまた襲って来て、結局アイカーも兵士エイリアン達もプラマーが作った武器によって消滅します。自分の感情を取り戻したアイカーが、その兵器自身によってコントローラーを破壊し、設計図もすべて破棄します。
冷静でロジカルなエイリアンが地球人の愛や憎しみという感情を得て混乱する、というのは良くあるパターンです。ちなみにプラマーを演じていたウォーレン・スティーブンスは、禁断の惑星、原子力潜水艦シービュー号やスター・トレックなどで何度も観たことがある俳優です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA