スペース:1999の”Collision Course”を観ました。前回の”Voyager’s Return”が結構良かったと思ったら、またゴシックロマン風の意味不明な話でした。月に接近して来た小惑星を核爆弾で爆破するのに成功しますが、カーターのイーグルが逃げ遅れ音信不通になります。そこに謎のサラという女性の声がカーターを導き、カーターは無事救助されますが、助けに行ったコーニック司令官は今度は巨大な惑星が新たに月との衝突コースに入ったことを発見します。バーグマン教授は”Operation Shockwave” という、月と惑星の間で核爆弾を爆発させて軌道を変える作戦を立案しますが(これ科学的には100%ナンセンスで、真空では衝撃波は伝わりませんし、仮に伝わったとしても核爆弾数発程度で双方の軌道が大きく変わったりしません、まあそれを言ったら第1回の核廃棄物の爆発で月が地球の軌道を離れるのもナンセンスの極みですが)、コーニック司令官は自身がその惑星の調査に向かいますが、そこにもう1隻の宇宙船が現れ、イーグルはその内部に取り込まれます。そこで待っていたのがサラで写真のような魔女風の老女です。サラはこの衝突はずっと前から運命として決まっていることで、二つの文明が新たなステージに進化するのに必要だと言って、コーニックに何もしないように依頼します。何故かコーニックはそれを信じてムーンベースαに戻り、作戦中止を指令しますが、皆なコーニックが放射線にやられたと解釈し、裏では作戦が継続します。結局サラがコーニックとカーターにテレパシーでそれを伝え、二人が無理矢理作戦を中止させます。結局月と惑星は衝突した瞬間相手の惑星が消えてしまいましたが、新たな進化などは何も起こらず、それまで、というひどい話でした。なんでアングロサクソンってこういうオカルト系が大好きなんでしょうね。