宇宙家族ロビンソンの”His Majesty Smith”を観ました。ドクター・スミスとウィルが野原の岩の上で王冠を発見。それはあるエイリアンが自分達の王様を異星人から迎える習慣があるとのことで置いたものでした。エイリアンは最初はウィルを王様に選ぼうとしますが、ウィルは家族と離れ離れになりたくないと断り、例によってドクター・スミスがしゃしゃり出て自分が王様になります。ドクター・スミスが宇宙船に連れて行かれてチヤホヤされていると、突然そのエイリアン達は動作を停止します。実はそれらはアンドロイドで、別のエイリアンが操っていたものでした。ドクター・スミスが選ばれた王様とは、ある儀式の犠牲として捧げられる王様で殺されてミイラにされるものでした。しかもエイリアンはドクター・スミスの複製を作ってロビンソン一家にそれを残そうとします。その複製は実はドクター・スミスの欠点を取り去った善のドクター・スミスでした。ロビンソン一家は突然甲斐甲斐しく働き出したドクター・スミスに驚きます。本物のドクター・スミスはエイリアンの後頭部を硬い物で殴り、その隙に宇宙船を逃げ出します。ロビンソン一家は2人のドクター・スミスに戸惑いますが、その内にエイリアンがドクター・スミスを渡すようにとやってきます。ロビンソン一家のフォースフィールドもレーザーガンも役に立ちません。するとドクター・スミスは自分が犠牲になって皆が助かるなら、と別れを言って去って行きます。実は本物のドクター・スミスが善のドクター・スミスを説得して自己犠牲はそっちの役柄だろう、と言葉巧みに言って入れ替わったものでした。という具合で中々良く出来た脚本でした。