トワイライト・ゾーンの”The Monsters Are Due on Maple Street”を観ました。アメリカのある町のメイプル・ストリートの何てことはない夏の夕方、突然空からの光に包まれます。人々はそれが何か分りませんでしたが、おそらく隕石だろうということで家に戻ります。しかしそのすぐ後、全ての家で停電になり、電話も通じなくなります。また隣町まで車で行って様子を確かめようとしましたが、車のエンジンはかかりません。人々が通りに出てあれこれ話している時に、ある子供はこれは宇宙人がやって来て、我々の中に人間の格好をして潜り込んでいると言い出します。その内、ある男が車のエンジンをかけようとしてやはりかからなかったのが、何故か男が車を降りてしばらくしてから自動的にエンジンがかかります。人々はその男が宇宙人なんではないかと問い詰め始めます。男は夢遊病の発作で明け方外に出て空を眺めていることがありましたが、その行動が疑われます。次第に人々はお互いを疑い始め、最初に宇宙人の話をした少年を疑ったり、ついには歩いてきた知り合いを宇宙人と思って撃ち殺してしまいます。そして今度はその撃ち殺した男の家の電気が急に点き、人々はお前が宇宙人でさっき人を殺したのは自分の正体をばらされたくなかったからだろう、と問い詰めます。こんな感じでついに暴動が起き、人々はお互いに殺し合います。これを近くで観察していたのが、先ほどの光の正体であったUFOに乗っていたエイリアンで、「地球人を滅ぼすのに武器は必要無い」と言って円盤に乗って去って行きます…
なんか人々の一人一人を世界の国の一つ一つにすると、現実の世界を反映しているような話でした。やはりトワイライト・ゾーンの脚本はいいですね。