以前、新社会人になってから10年間、ある日立グループの会社に勤め、海外営業部門に所属していました。日立グループでの英語の実力の尺度は、1990年代になってTOEICが採用されるまで、HELPT(Hitachi English Language Proficiency Test)という独自の英語検定がありました。これは、A、B、C、D、E、Fの6段階のテストでした。TOEICみたいにスコアではなく、どの段階に合格するかというものでした。一応Bが英検1級相当ということになっていました。Aは最高クラスですが、実際にはグループ内に該当者がいないということになっており(本当はいたと思いますが)、私の時は試験自体が実施されていませんでした。私は入社して2年目くらいでまずDに合格し、翌年C、そのまた翌年にBとトントン拍子に合格しました。Bが英検1級相当というのは、私の経験から言って絶対そんなことはなく、準1級よりももしかすると下かもしれません。(実際に日立グループの会社の時に受けたTOEICの点数は895点で、これは英検1級レベルではありません。)Bの試験の時はペーパーテストの後、ネイティブによる面接テストがあり、当時お茶の水にあった日立製作所本社ビルまで行った思い出があります。インターネットを検索してもこのテストについての情報はほとんど出てこないので、記録のためにアップしておきます。
日立英語検定を私も受けました、というか入社当時の90年台末には半ば受験は強制でした(私も10年ほどで転職しました)。何故かインターネットを検索しても日立英語検定については出てこないので、一企業が英語検定を運用していたと言ってもなかなか信用してもらえなかったのですが、久しぶりに検索したらこのブログを見つけました。長年のモヤモヤが解消でき、ありがとうございます。
飯野さん、コメントを有り難うございました。
1990年代末までHELPTという名前が存続したんですね。
私が最初に2回受けた頃まではTOEICではなく独自に作った問題でした。
私も受けました。なぜか最初からBは受験させてもらえず、Dからでしたね。
Bでの成績は900点ほどだったと思います(1982年)
面接テストは同じくお茶の水事務所のロッカー室で行われた記憶があります。
私が勤めていた事業所は話の分かるところで、希望者は全員、週に3回の能力別英会話教室を就業時間中(午前9時から午後3時の好きなところ)に無料で受けることが出来、平社員から部長まで同じテーブルに座って45分の授業を受けていました。 和気あいあいで、懐かしい思い出です。 貴重な情報ありがとうございました。
大久保さん、コメント有り難うございました。
就業時間中に週3回も英語の勉強が出来るというのは素晴らしい環境でしたね。情報共有有り難うございました。